ある日、猫が畳のところでおしっこをしてしまって掃除が大変でした^^;
特にツライのが臭いですよね。アンモニア臭が1日、2日取れなくて、家の中全体が臭くなりました。
この記事を読みにきたあなたも、猫のおもらしに困ってるのではないですか?おしっこをされた時の対処法と未然に防ぐ対策法を知っておくと負担が軽くなります。
また、ただのおもらしではなく、病気のサインかもしれませんので、どんな病気の疑いがあるのかについても知っておきましょう。
まずはおしっこをされた時の対処法からです。
畳におしっこされた時の対処法
猫が畳の上でおしっこをしてしまった時の対処法を説明します。
- 約40℃のお湯をかける。
- ぞうきんで叩きながらおしっこをぞうきんで吸い取る。
- スプレーボトルの中に水とクエン酸を入れて、おしっこした場所にスプレーする。(水200mlにクエン酸粉末小さじ1)
- 再びぞうきんで叩きながら吸い取る。
- 畳を乾かす。
- 臭いを確認して、臭いがなくなればOK! まだ臭うようなら上記作業を繰り返す。
これは実際にやった人がいて、効果があったやり方なので試してみてください。臭いは取れてもシミは残る恐れがあります。
熱湯をかけるとアンモニアの成分が分解されるという話も聞きますが、実は70℃以上の熱湯をかけるとおしっこに含まれるタンパク質が固まってしまうので、くれぐれも沸騰したお湯をかけないようにしてください。
私は熱湯をかけて対処してましたが、間違ってたわけです^^; 熱湯のほうが殺菌効果はありそうですが、汚れは残るようですね。
そして、ポイントなのがクエン酸!
おしっこはアルカリ性なので、クエン酸を使って中和すると臭いを取り除くことができます。
乾かす時はドライヤーを使うと早いですよ。ただ、蒸発するおしっこをドライヤーの吸引側で吸い込むので、あとで使う時に多少アンモア臭がするかもしれません。そこは覚悟して使ってください。
畳におしっこされてしまったら上記の方法で対処してもらえればと思いますが、留守中におしっこされて、あまりにも時間が立ってしまった場合、畳の下まで染み込んで完全には取り除けない恐れがあります。
何日経ってもアンモニア臭がする場合は、おしっこをされた畳だけ買い換えたほうがいいでしょう。
ただ、またおしっこを畳にされてしまった時、その都度、畳を買い換えるなんてお金がもったいないですよね。今後おしっこをされても大きなダメージを受けないようにするにはどうしたらいいか。その対策について次はお話していきます。
畳におしっこされないようにする対策
さて、ここでは畳におしっこをされないようにどんな対策をしておけばいいかお伝えします。
対策その1 トイレの場所を認識させる
飼ったばかりの猫や小さい子猫の場合、まだどこがトイレなのかわかってないので、まず『ここがトイレだよ』と認識させる必要があります。
【認識させる方法】
- 猫用トイレ、猫砂を準備
- おしっこを拭き取ったティッシュをトイレの中に置く。
- 猫をトイレに連れていき、ティッシュの臭いをかがせる。
3をさせてその場ですぐおしっこをしてくれたらしつけはOK!今後はトイレでおしっこをしてくれるはずです。もし、すぐおしっこしなかった場合はおしっこするまでティッシュはそのまま置いておきましょう。
対策その2 オムツを履かせる
今までトイレでちゃんとできていたのに最近はトイレ以外でもおしっこをしてしまう場合、オムツを履かせてみてはどうでしょうか。
ペット用オムツはシッポを通す穴も開いてるので、オムツをはかせるのもスムーズにできます。私が飼ってる猫は成猫で5.7キロなんですが、『マナーオムツ Sサイズ』でゆるすぎず、きつくなくちょうどよかったです。
ただ、元気な猫だとたくみに動いて脱いでしまうかもしれませんね。だからといって、きつくしめつけてしまうと柔軟に伸び縮みする猫が動きにくくなってしまうので、どうしても脱いでしまうなら「対策その3」の方法を試してみてください。
対策その3 トイレシーツを敷く
『トイレをなかなか覚えてくれない。』、『オムツも脱いでしまう。』という場合、部屋一面にトイレシーツを敷いてみてください。
この方法は猫の部屋を用意してある場合に特に有効です。本来、畳の上に何かを敷くというのは通気性が悪くなるのでカビやダニなどが心配になるので好ましくないですが、アンモニア臭で悩まされたり、おもらしの掃除によるストレスを考えたら、ペットシーツを敷いたほうがペットといい関係でいられるのではないでしょうか。楽天などの通販で大量に買えるのでお試しください。
さて、畳におしっこされてしまった時の対処法や対策法をお話してきましたが、なぜトイレ以外のところでおしっこをしてしまうのか考えてみましょう。
もしかしたら病気のサインかも!?
次は、おもらしした時に疑ったほうがいい病気についてお話していきます。
猫のおもらし(失禁)はどんな病気のサイン?
いつもトイレでちゃんとおしっこをしていたのにある日からトイレ以外の場所でもおしっこをするようになった場合は病気を疑ったほうがいいかもしれません。
【どんな病気が考えられるか】
- 慢性腎不全(まんせいじんふぜん)
- 糖尿病(とうにょうびょう)
- 子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)
- 甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)
- 肝不全(かんふぜん)
- 初期の急性腎不全
- 腎盂腎炎(じんうじんえん)
- 高カルシウム血症
- てんかん発作
私の飼ってる猫はある日突然、おもらしするようになりました。原因はてんかん発作です。てんかん発作を起こすとおもらしを必ずします。そして、てんかん発作の原因が脳にできた腫瘍でした。
このように単純に覚えの悪い猫というわけでなく、なにか原因があってトイレ以外でおしっこをしてしまってる恐れがあります。おもらしをした時、叩いたり、怒ったりしないでくださいね。
おもらしで困ったら、まずは動物病院に相談してみましょう。それが猫のため、飼い主のためです。
まとめ
【畳におしっこをされた時の対処法】
- 約40℃のお湯をかける。
- ぞうきんで叩きながらおしっこをぞうきんで吸い取る。
- スプレーボトルの中に水とクエン酸を入れて、おしっこした場所にスプレーする。(水200mlにクエン酸粉末小さじ1)
- 再びぞうきんで叩きながら吸い取る。
- 畳を乾かす。
- 臭いを確認して、臭いがなくなればOK! まだ臭うようなら上記作業を繰り返す。
熱湯はタンパク質が固まってしまうのでNG!
【畳をおしっこで汚されないようにする対策法】
- 猫用トイレを認識させる。
- オムツを履かせる。
- ペットシーツを敷く。
【おもらしから考えられる病気】
- 慢性腎不全(まんせいじんふぜん)
- 糖尿病(とうにょうびょう)
- 子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)
- 甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)
- 肝不全(かんふぜん)
- 初期の急性腎不全
- 腎盂腎炎(じんうじんえん)
- 高カルシウム血症
- てんかん発作
畳におしっこされてしまった時の掃除は大変です。でも猫も清潔を好む動物ですので、トイレ以外のところでおしっこをしてしまうのはなにか理由があります。飼い主として真剣に考えてあげましょう。