中古物件のお祓いは必要?依頼からお祓い実施まで経験者が解説!

スポンサーリンク

一戸建ての新築購入の場合は地鎮祭を行ないますが、中古住宅はすでに家ができあがってるのでお祓いは入居時かリフォーム工事前に行います。人の念とか気などが残ってるのではないかと気になってお祓いしたいですよね。

私はお祓いはしなくてもいいかなと思ってましたが、色々気になることがあったのでお祓いしてもらいました。その詳細はあとでお話します。

この記事では、お祓いの必要性やお祓いの段取り、一連の流れを経験にもとづいてお話します。まずはお祓いはやったほうがいいのか必要性についてお話します。

スポンサーリンク

中古物件のお祓いは必要か?

中古住宅を購入した時、お祓いはやってもやらなくてもいいので個人の自由です。義務とか法律で決まってるわけではないですからね。言ってしまえば『気持ちの問題』です。

では、どうゆう場合、お祓いをやったほうがいいのかというと

  • おばけが怖い
  • なんか落ち着かない
  • 事故物件
  • 住んでた人の家の扱いが雑で汚かったり、傷みが激しい
  • 安心安全に生活したい
  • 売りに出した理由がネガティブ

など、とにかく気になるならお祓いをしてもらったほうがいいでしょう。今後長く自分の家族が安心して楽しく生活できるように、余計な心配や不安な気持ちは解消しておきたいですからね(^^)

私の場合をお話すると、その家に住んでいた人の子供が荒れていたり、ご家族やペットが病気になったりして悪いイメージがあったのとタバコのヤニで家中が汚れていました。その他に、その家を購入する意思を固めてから、私が飼ってる猫が重病になり虹の橋を渡ってしまいました。

『気のせい』とか『考えすぎ』という意見もあると思いますが、私はどうも引っかかるので、少し面倒と感じましたが一生に一度の買い物ですし、安心して暮らしたいのでお祓いをしてもらうことにしました。

では、お祓いをしてもらうにしても『どのタイミングでするのがいいの?』と疑問が出てきますね。特にリフォーム工事を考えてるのであれば、工事前?工事後?両方?と悩みますね。

次はお祓いをするタイミングと依頼のしかたについてお話していきます。

スポンサーリンク

中古物件のお祓いのタイミングはいつ?依頼のしかたは?

お祓いのタイミング

新築の場合は、工事に入る前に地鎮祭を行いますが、中古住宅はすでに建てられてますから地鎮祭はできません。中古住宅の場合は、リフォーム工事をするかしないかでタイミングが違ってきます。

リフォーム工事しない場合は、『入居前清め祓い』のみ行いますので、引っ越しする前にお祓いをします。

リフォーム工事する場合は、多くて2回お祓いします。

まずは工事前の安全祈願として、リフォーム業者の方も参加してお祓いをしますので、まずはリフォーム業者にお祓いをしたいことを相談してみて、リフォーム業者が段取りするのか自分が段取りするのか確認しましょう。

2回目のお祓いはリフォーム工事が終わって、あとは引っ越すだけとなった段階で『入居前清め祓い』を行います。工事完了から引っ越しまでの期間が短いと神職の方の予定が合わなくてお祓いができない恐れもあるので、なるべく早めに神職の方と日程の相談をしたほうがいいですよ。

ちなみに私の場合は、リフォーム工事前のお祓いはしないで、工事後の『入居前清め祓い』のみ行いました。リフォーム工事前にお祓いしなかったせいなのか、工事中に悪天候で足場が強風で外壁や窓ガラスに当たって破損してしまうというトラブルがありました。

最近はリフォーム工事前にお祓いをすることは少ないようですが、お祓いをしてもらえるならしてもらったほうがいいかもしれません。お祓いしてもなにかトラブルが起きてしまったら『しょうがない』と諦めもつきやすいですし(^^) 『あの時、お祓いやっておけばよかったぁ(T_T)』と思うよりはストレスが軽減できると思いますよ。

依頼のしかた

工事前のお祓いの依頼はリフォーム業者が行うかもしれないので、リフォーム業者と相談してください。工事前、工事後、どちらも自分で依頼する時は最寄りの神社に電話して、中古住宅のお祓いがしたいことを伝えましょう。

神社がお祓いの対応をしてもらえるようなら、次は日程を決めます。自分たちのほかにもお祓いを依頼してる人がいる場合、希望の日時で対応できない場合があります。用意する物もあるので、できれば1ヶ月前に予約しておきましょう。

 

さて、お祓いの日時を決めたら次はお祓いに必要なものを準備します。何を用意したらいいのかみていきましょう。

お祓いにかかる費用や準備するもの

ここでは私がリフォーム工事後のお祓いで準備したものをお話していきます。

  • 初穂料(はつほりょう)
  • 鯛1尾、もしくは小さめの魚2尾、もしくは昆布とスルメや鰹節
  • 野菜5種類
  • 果物5種類
  • お酒 一升瓶 1本
  • 米2kg
  • 粗塩
  • 水 350ml
  • 榊(さかき)大
  • 榊(さかき)小

初穂料は神職さんにお渡しするお金です。金額は私の場合は2万円でした。渡すときは熨斗袋(のしぶくろ)に包んでお渡しします。渡すタイミングは、私はお祓いの準備をする前にお渡ししました。神職さんから『初穂料ください』とは言わないと思うので、お祓い前に渡したほうがいいと思います。そこは日本人ならではの『空気を読む』ってことですね(^^)

 

魚系は鯛が用意できるようでしたら1kgほどの鯛を1尾用意します。地方によっては2尾の場合もあるかもしれません。前もってスーパーや魚屋さんで予約しておけば用意してくれると思いますが、おそらく養殖です。天然にこだわりたいのでしたら通販で買えますよ。私は通販で天然の鯛を買いました。真空パックされて保冷剤が入ったダンボール箱が届きます。

もし、鯛が用意できない場合は、小さめの魚を2尾用意しますが、小さいと言ってもしらすみたいなのはダメですよ^^; サンマとかサバとかアジとかになりますが青魚は傷むのが早いので、できれば鯛がベストですが、どうしても鯛が用意できそうもない状況でしたら乾物でもOKです。昆布やスルメ、鰹節を用意します。乾物であれば真夏でも腐らないので安心して使えますね。

 

野菜は大根1本、人参2~3本、きゅうり2~3本、ナス2~3本、ほうれん草1袋を用意しました。土の中で育つ野菜、実がなる野菜、葉物野菜です。他にはさつまいもやじゃがいもなどのイモ類もOKです。注意しないといけないのは、ニオイがキツイ野菜はNGです。ニンニクやネギ、ニラなどは避けましょう。

 

果物も5種類ほど用意します。私はバナナ2~3本、りんご1個、イチゴ小パック、みかん2~3個、キウイ2~3個を用意しました。季節の果物やその地域特産の果物などがいいでしょう。

野菜や果物は量が多いとお供えの器に乗り切らないので、たくさん買う必要はありません。

 

次にお酒ですが、わざわざ高いお酒は必要ありません。縁起のいい言葉『寿』などが入ったお酒でもいいのですが、普通の2~3千円の清酒で大丈夫です。にごり酒やどぶろくはやめましょう。私は松竹梅を選びました。通販で買いましたが、外のしに『ご奉納』と『自分の名前』を印刷してもらいましたよ。一升瓶1本か2本なので、神職の方と打ち合わせの時に確認してください。

 

お米は小さい袋に入ってるものでOKなので1kg~2kgで十分です。買った状態のまま持っていきましょう。

粗塩は私は前もって買っていた清め塩を使いました。盛り塩用に水分調整されてる粗塩が通販で買えますよ。通販にこだわらなくてもスーパーに売ってるものでも問題ありません。実際にお祓いで使う量は小皿に少し山ができる程度の量なので買うときは1kg未満のもので十分です。

水はペットボトル350mlを用意するように言われましたが全部使うことはありません。

 

次に榊(さかき)という楕円形の葉がついた枝を用意します。神職さんがお祓いの時に使う1mほどの榊を1本か2本、お祓いの儀式のなかで玉串奉奠(たまぐしほうてん)という儀式がありますが、25cmくらいの小さめの榊(さかき)を神前に捧げます。用意する本数は神職さんと参列する人数分用意します。費用は時価でしたので、お花屋さんに確認してください。

ちなみに私の場合は大きい榊(さかき)が1本か2本(記憶があいまい)と小さい榊が2本で2200円(税込み)でした。ご参考までに。

さて、お祓いに必要なものが準備できたら実際のお祓いはどんなことするのか気になりますよね。次はお祓いの内容や所要時間などをお話していきます。

中古物件のお祓いの内容

中古住宅での『入居前清め祓い』は新築建売でも内容は同じです。ほかの言い方としては『新宅祭』ともいいます。

お祓い当日は神職さんの送り迎えをします。神職さんが自分の車を運転してくるわけではないので、洗車をしておきましょう。また、お祓いで使う道具も車に積むので、荷物が乗ってるのであれば降ろしておいたほういいです。

では、お祓いの一連の流れを見ていきましょう。

  • 修祓(しゅばつ)
  • 降神の儀(こうじんのぎ)
  • 献饌の儀(けんせんのぎ)
  • 祝詞奏上(のりとそうじょう)
  • 清祓いの儀(きよはらいのぎ)
  • 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
  • 撤饌の義(てっせんのぎ)
  • 昇神の儀(しょうじんのぎ)
  • 御神酒拝戴(ごしんしゅはいたい)

所要時間は20分~30分ほどです。私の場合、神棚を作らなかったのですが、神棚が家にある場合は神社によって多少内容が違うかもしれません。

色々な儀式がありますが、基本的には神職さんが『頭をお下げください』と言うのでその時におじぎしてください。それ以外では、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法を覚えておいたほうがいいでしょう。

私は受付けしに行った時に『流れとかなにか覚えておいたほうがいいですか?』と聞いたら、『特にないです。頭をお下げくださいといいますのでその時に頭をさげてください』と言われたので特に予習してなかったのですが、榊(さかき)の受取り方や榊を回す方向とか決まりがあるようなので玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法は予習しておいたほうがよかったと思いました。

御神酒拝戴(ごしんしゅはいたい)はお供えしたお酒を神職さんが小皿に少量入れ、『いえさか』と神職さんが言ったら、私も『いえさか』と言って小皿のお酒を飲みます。もしお酒が飲めない方は事前に相談しておきましょう。

御神酒拝戴(ごしんしゅはいたい)が終わったら各部屋と水回りのお祓いをします。これは神職さんが各部屋に行き、『頭をお下げください』と言います。参列者は神職さんの後ろで頭を下げ、神職さんは大きい榊を振ってお祓いをします。

家の中のお祓いが終わったら、次に外に出ます。外では四隅に神職さんが木綿の1平方メートルほどの紙を撒いて、その時も参列者は頭を下げます。お祓いしたら参列者はお供えしたお酒を地面の『右(う)』、『左(さ)』、『真ん中』の順にお酒を少し垂らします。これを四隅で行い最後に玄関を清めます。

私の時は強風で紙吹雪が隣の敷地に入ってしまいビビりましたが、自然素材の紙なので自然に分解されてなくなります。

天気が雨だったら外のお祓いはやらないかもしれないので、天気が悪かった場合はどうするのか確認しておいたほうがいいでしょう。

これでお祓いの一連の流れは完了です。あとは無事に神社まで神職さんを送りましょう。

まとめ

【お祓いは必要か不必要か】
気持ちの問題のところが大きいですが、やっておいたほうが後悔がないでしょう。

【お祓いのタイミングと依頼のしかた】
お祓いのタイミングはリフォーム工事するなら、工事前と工事後の2回、もしくは工事後のみの1回です。

依頼の仕方は、工事前もお祓いするならリフォーム業者にまず相談。工事後のみなら直接神社に問い合わせしましょう。

【お祓いに準備するもの】

  • 初穂料(はつほりょう)
  • 鯛1尾、もしくは小さめの魚2尾、もしくは昆布とスルメや鰹節
  • 野菜5種類
  • 果物5種類
  • お酒 一升瓶 1本
  • 米2kg
  • 粗塩
  • 水 350ml
  • 榊(さかき)大
  • 榊(さかき)小

 

【お祓いの内容】

  • 修祓(しゅばつ)
  • 降神の儀(こうじんのぎ)
  • 献饌の儀(けんせんのぎ)
  • 祝詞奏上(のりとそうじょう)
  • 清祓いの儀(きよはらいのぎ)
  • 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
  • 撤饌の義(てっせんのぎ)
  • 昇神の儀(しょうじんのぎ)
  • 御神酒拝戴(ごしんしゅはいたい)
  • 各部屋のお祓い
  • 外の四隅と玄関のお祓い

お祓いまで終われば後は引っ越すだけです。頑張りましょう!(^^)

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

30代のサラリーマン兼個人ブロガーです。 イチゴと餃子で知られている栃木県で生活してます。 このサイトでは、わくわくするような楽しい情報や生活の中で役立つ情報を発信していきます! サイトを起ち上げたばかりでコンテンツが少ないですが、これからどんどん増やしていきますので、時々見に来てください\(^o^)/ ご不明点や感想などございましたら、お気軽に問い合わせフォームからどうぞ~。