柏餅の葉っぱを食べるのはヤメたほうがいい!そのワケは3つ!

スポンサーリンク

私は和菓子が好きで、季節ごとの和菓子を食べて季節を感じています。

5月は端午の節句ということで、柏餅がありますね。

柏餅を包んでいる葉っぱ、あなたは食べてますか?

私は子供の頃に『これは食べられるのかな?』と思ってひとくち食べてみましたが、おいしくなかったのでそれ以来食べてません。

もしあなたが食べているとしたら、お腹を壊さないうちにそれはやめたほうがいいですよ。

そもそも食べることを前提としていませんから。

なぜ、食べないほうがいいのか。もう少し具体的にお話していきますね。

スポンサーリンク

柏餅の葉っぱを食べないほうがいいワケとは?

  • 中国などからの輸入ものが多い
  • 葉っぱに厚みがあり、食感が悪い
  • ビニール製の人工葉っぱの場合がある

上の3つが主に食べないほうがいい理由になります。

【輸入ものが多い】
柏餅の葉っぱのほとんどが中国産といっていいくらい国産を目にすることがありません。

楽天のサイトなどで見てもらえればわかりますが、桜餅の葉っぱは国産が多く、柏餅の葉っぱは中国産が多いです。

これは『食べるための葉っぱ』と『食べない葉っぱ』の違いではないかと私個人は思うんですよね。

価格を見ても、国産の桜の葉っぱは輸入した柏の葉っぱの約2倍します。

それでも国産の桜の葉を使うのは、食べるための葉っぱなのでコストがかかっても安全な国産の葉っぱを使いたいという想いからではないでしょうか。

一方、柏餅の葉っぱは食べるための葉っぱではないので、安価な輸入ものを使っていると考えられます。

食べ物を包むのが目的なので、当然、菌や農薬などの検査をしてるようですが、輸入ものとなると不安ですよね。

【食感が悪い】
柏餅の葉っぱは桜餅の葉っぱと比較してもわかるように厚みがあり、スジっぽいので、柔らかい餅とは相性が悪いです。

食べてみた知人の感想では、青臭くてマズいと不評でした(^_^;)

【ビニール製の葉っぱがある】
私はあまり見掛けませんが、ビニールで作られた葉っぱを使ってる場合があります。小さい子供は気づかずに食べてしまうかもしれないので気をつけてくださいね。

 

さて、柏餅の葉っぱは食用には向いてないということはわかってもらえたでしょうか。

では、なんのために柏餅の葉っぱはあるのか、その意味についてお話していきます。

柏餅の葉っぱの意味とは?

  • 抗菌
  • 保湿
  • 香り付け
  • 子孫繁栄

柏餅の葉っぱ、特に柏の葉っぱには上記のような意味があります。

【抗菌】
柏の葉っぱには『オイゲノール』という抗菌作用を持つ成分が含まれています。この抗菌作用で生菓子を菌から守っています。

【保湿】
餅がカピカピに乾いて固くなっていたらおいしくないですよね。そうならないように、葉っぱで包んで乾燥を防いでいます。

【香り付け】
柏の葉っぱにはフィトンチッドという芳香成分が含まれています。抗菌作用のあるオイゲノールはフィトンチッドの一種です。

フィトンチッドはリラクゼーション効果があるんですよ。

柏餅を作るとき、葉っぱに包んで蒸すことで香りが餅にも移ります。当然、体に害のない安全な成分ですから安心してください。

【子孫繁栄】
抗菌作用や香りのある葉っぱは他にもありますが、あえて柏の葉っぱを使う理由は、柏の木は新芽が育つまで葉っぱを落とさないから『家系を途切れさせない』、『子が育つまで親が見守っていられるように』ということで、縁起物として柏の葉っぱでくるんだ柏餅が端午の節句の時に食べるようになりました。

 

今の時代、保存料などの添加物である程度の品質を保てますが、あえてそれを使わず、古くから使われている方法を使うところが和菓子のいいところですね。(機械で大量生産してるものは添加物を使ってますが・・・)

さて、柏餅には柏の葉っぱだけが使われていると思ってませんか?

実は柏餅といいながら柏の葉っぱではないものもあるんです。

サンキラ葉って知ってますか?どんな葉っぱなのかみていきましょう。

スポンサーリンク

柏餅の葉っぱは柏の葉とは限らない!サンキラ葉ってなに?

まずはサンキラ葉がどんな葉っぱなのか写真をみてください。

 

こちらが柏の葉っぱです。

サンキラ葉は柏の葉っぱとは全然違いますね。大きさも形も違います。

このサンキラ葉は何者かというと、サルトリイバラという植物の一種で山帰来(サンキライ)の葉っぱです。

実は柏餅の葉っぱとして最初に使われたのは柏の葉っぱではなく、サンキラ葉だったんです。

主に西日本では、柏餅に限らず色んなお餅系の和菓子をサンキラ葉2枚で挟んで使われています。

江戸時代の頃から日本で使われていましたが、国内で自生できないので、中国や台湾から輸入していたそうです。

関東では江戸時代の頃から柏の葉っぱが使われていました。関東だけだったのは、柏の自生が少なかったからというのが理由ですが、中国などから輸入するようになり『柏餅には柏の葉っぱ』というのが全国に広まっていきました。

とは言っても、今もサンキラ葉を使ってる柏餅はあります。サンキラ葉も食用を前提としていないので、食べないほうがいいでしょう。

サンキラ葉の市販されているものは中国産ですね。

まとめ

このように、柏餅の葉っぱは食べることを前提としていないので、基本的に食べないというのが結論です。

胃が丈夫な人は1枚、2枚食べても平気かもしれませんが、お腹が痛くなったら大変です。やめておきましょう。

ビニール製の葉っぱを模したもので餅を包むということは、『まさか柏餅の葉っぱを食べる人いないよね?』という認識が強いからだと思います。

桜餅でビニール製の葉っぱって聞いたことも見たこともありませんよね?

それは桜餅の葉っぱは『食べるもの』という認識が強いから、安全を考えてビニール製の葉っぱがないのだと推測されます。

柏餅の葉っぱ、食べたくないけど上手にはがせなくて悲惨な状態になってませんか?

上手にはがすには作る過程での対策や食べる直前でできる対策があります。

詳しくはこちらの記事で解説してます。
【関連記事】
柏餅の葉っぱがくっつくのをどうにかしたい!解決法5つご紹介!

 

 

 

 

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

30代のサラリーマン兼個人ブロガーです。 イチゴと餃子で知られている栃木県で生活してます。 このサイトでは、わくわくするような楽しい情報や生活の中で役立つ情報を発信していきます! サイトを起ち上げたばかりでコンテンツが少ないですが、これからどんどん増やしていきますので、時々見に来てください\(^o^)/ ご不明点や感想などございましたら、お気軽に問い合わせフォームからどうぞ~。