家を買ったんですが、風が強い日のあとに掃除したら雑巾が真っ黒になって『なんで!?』と驚きました。窓は開けてなかったのですが、なぜか家の中に土埃がたくさん入ってきてました。
家の近くに畑があるので風が強い日は家の中が汚れるので掃除も大変ですし、引っ越しもできないですからどうしたらいいか悩んでいました。
どうやら窓周りと給気口の下あたりが一番汚れがヒドかったので、『窓サッシの隙間対策』と『給排気口から流れてくる風対策』この2つの問題をどうにかしないとと思い、工務店に相談するなどして対策を考えました。
私のように近所に畑がある家に住んでいて、舞い上がる砂埃、土埃が窓から入ってきて困ってるという人はぜひ参考にしてください。
窓の砂埃対策 方法1 モヘヤで隙間を埋める
『モヘヤってなに?』と思う人は網戸のケバケバを想像してもらうとわかると思います。隙間風や防塵対策に効果を発揮します。
ホームセンターに売ってるので手軽に購入できますよ。2mで約500円くらいです。
毛の長さは4mm、6mm、9mmとありますが、窓サッシの隙間にちょうどいいのは4mmですね。窓のサッシの隙間が1mmあるかないかなので、9mmですと窓の開け締めがキツくなるので力がいります。女性では開け締めできないかもしれません。私もおじいちゃんになったら開けられる自信がありません。なので、9mmは使わないほうがいいでしょう。
試しに4mmでサッシに貼ってみて砂埃、土埃が入ってくるか様子を見て、それでも入ってくるなら6mmにしてみるといいでしょう。
窓サッシのどこに貼るかというとサッシの上と下に私は貼りました。下側から土埃が入ってくるのは想像できますが、意外にも窓の上側の凸形状のところに土の粉が乗ってたのでサッシの上からも侵入してると思ったからです。
私が実際にサッシに貼った写真を掲載しますね。
まずはサッシ上です。
次はサッシ下です。
写真のモヘヤは4mmです。4mmでも上と下に貼ると少し開け閉めしずらくなりますのでご注意ください。
さて、私はモヘヤで窓の隙間を塞いで砂埃、土埃が部屋に入ってこないように対策をやりましたが、内窓にしようかと検討もしましたので、次は内窓での対策についてお話していきます。
窓の砂埃対策 方法2 内窓の設置
モヘヤが手軽で安くできる対策ですが、内窓も砂埃、土埃の対策として有効です。ただ、窓サッシの隙間を塞ぐわけではないので、風がものすごく強い日は外窓と内窓の間に砂埃、土埃が入ってしまう可能性はあります。
それでも内窓が有効と言える理由は外窓と内窓の間に空気の層ができるため強風がサッシの隙間に入ってこようとしても空気の層がそれを押し返そうとするので、そこそこの風では砂埃、土埃は入ってこないと考えられます。工務店の方も同じ意見でした。
しかも内窓には断熱性や防音性を高める効果もあるので、エアコン効率も良くなり、外の騒音や家の音が外に漏れにくくなるというメリットがあります。
デメリットとしては価格面でしょうか。YKKAPのプラマードUを例にあげると、通常の窓の大きさで定価が約43000円、掃き出し窓は約89000円なので、家全部の窓に設置するとなると高額になりますね。工務店によって割引率が違いますが定価よりは安い金額で施行することはできます。定価の半額でやってくれる工務店もありますので、内窓も検討してみたい場合はいくつかの工務店に見積もり依頼してみてください。
モヘヤか内窓で窓から入っくる砂埃、土埃の対策は大丈夫でしょう。ですがこれで安心してはいけません。換気方法が第三種換気で給気方法が自然給気の家の場合、給気口からも砂埃、土埃がたくさん入ってきます。
次は給気口から入ってくる砂埃、土埃対策について私が行った方法をご紹介します。
砂埃・土埃の侵入は給排気口からも!
私の家は第三種換気で給気は自然に入ってくるようになっていて、排気は機械で換気するシステムなんですが、自然給気の換気口はただ穴が開いてるだけですので、換気するために給気口を開けてると砂埃、土埃がどんどん入ってきてしまいます。
この写真のように土埃がたくさん入ってきます。
市販されてるフィルターを貼って土埃が入ってこないようにしてたので上の写真のようにたまっています。
市販の換気用フィルターはこんな感じで貼ってました。
元々付属のフィルターがついているのですが、目が粗いので余裕で土が入ってきてしまうのでこのように目の細かい市販のフィルターを付属のフィルターの上から貼ってます。
室内の換気口をフィルターを貼ることで土埃の侵入はかなり防げてるようですが、風の強い日はやはり心配なので、室内側の換気口を閉じてました。
それで、少しでも砂埃や土埃が入ってこないようにどうしたらいいか私なりに考えて対策を考えました。それは換気フードを交換することです。
まず私の家に元々付いていた換気フードはこれです。
カバーのネジを外して開けてみるとこんな感じになってました。
パイプの真ん中に板状のものがパイプの口より前に飛び出てますね。風が強い日はこの板に当たった風がパイプの中に導かれていくようになってるので、これでは砂埃や土埃がジャンジャン入ってきてしまいますよね。
いろんな形の換気フードカバーを検討しましたが最終的に更科製作所のRKシリーズにしました。
横から見ると換気口の幅は約2cmしかないので風も入りにくいので砂埃、土埃対策として期待してます。
虫よけのための網付きタイプもありますが、高い場所に設置されてるので掃除はできないため網なしを選択しました。
また、給気口だけでなく排気口もカバーが短くて排気口が見えるタイプの場合、北風が強いとトイレの中に風が入ってきて砂埃、土埃も一緒に入ってきてしまいます。
なので、排気口が見えるようなカバーであればこちらも交換したほうがいいでしょう。私は交換しました。選ぶ換気フードはルーバー付きのものがオススメです。
なぜかというと虫やコウモリがカバーの中に入ってきて巣を作ったり、中でフンをされて汚されないようにするためです。
まとめ
- モヘヤ
- 内窓
- 換気フードの交換
一生に一回の大きな買い物をしたのに砂埃や土埃で汚されるのはストレスですよね。
かといって、畑の持ち主になにか対策を求めるのは無理がありますので、自分でなんとかしないといけないわけで。
私も今回の対策で今までよりはかなりマシになると思ってます。正直、これ以上は改善策がないのでこれだけやっても多少の砂埃や土埃が入るようならそこは諦めるしかないですね。(自分に言い聞かせる)