メディアでもよく取り上げられているトマト・ミニトマト。
生でも良し、加熱しても良し。栄養価が高く、年間通して食べられるトマトは常に常備しておきたい野菜のひとつ。
ただ、生ものですから、「カビや腐らせないようにする方法は?」「保存期間はどのくらいもつの?」など保存方法について疑問が出てきますよね。
そんなわけで今回は、ミニトマトの保存方法に焦点を当ててご紹介していきます。
常温、冷蔵、冷凍の保存法に加えて、ちょっとオシャレな保存のしかたも後でお話しますので、ぜひ参考にしてください!(^^)
保存法1:常温保存
青みがかったトマトの場合は、常温に置いて追熟させましょう。
追熟に適した気温は10~15℃前後です。夏場は気温が高いので追熟速度が早まりますから注意してください。
「エチレンガス」という言葉は聞いたことありますか?エチレンガスは簡単に言うと野菜や果物の成熟、老化を早める野菜や果物から出るガスです。りんごを青みが残っているトマトと一緒に袋に入れて密閉すると、りんごから出るエチレンガスで追熟が早まります。
常温保存する際は、買ってきたミニトマトや自分で育てたミニトマトをカゴやザルに移してください。
その理由は、買ってきたままのパックに入った状態や皿の上に乗せたり、タッパーに入れてしまうと、入れ物に接している部分から傷んできてしまいます。また、タッパーの湿気を吸収して、トマトの皮が割れ、そこから傷んだりします。
なので、必ず風通しが良いカゴやザルを使ってください。
◆保存期間
- 春/秋:3日~4日
- 冬:1週間
夏は冷蔵保存してください。青みが残っているミニトマトは常温で追熟したら冷蔵庫へ。
保存法2:冷蔵保存
湿度、気温が高い夏はもちろんですが、すぐ食べない場合や常温保存が心配であれば冷蔵庫で保存してください。
ミニトマトを冷蔵保存する前に、ヘタを取り、トマトが傷つかないように丁寧に優しく洗いましょう。ヘタを取るのはは、雑菌の増殖を防ぐためです。おいしく頂くために、このひと手間は必ず行いましょう。
ヘタを取ったら、タッパーとキッチンペーパーを用意してください。
- まず、タッパーの底にキッチンペーパーを敷きます。
- 水気をよく拭いたミニトマトを並べます。(先端が下にならないように)
- ミニトマトの上にキッチンペーパーをかぶせます。
- フタをします。
水気をキッチンペーパーが吸い取ってくれて、湿ったキッチンペーパーが乾燥を防いでくれます。
ミニトマトが入ったタッパーを冷蔵庫に入れる際、野菜室に入れるものだと思われがちですが、ここは冷蔵室に入れてください。
通常の野菜なら冷え過ぎ防止と適度な湿度を保つために野菜室に入れますが、処理をしてタッパーに入れたミニトマトはより低温の冷蔵室のほうが保存期間が長くなります。
タッパーに入れたミニトマトが浸かるくらい水を入れてフタをして保存する方法もあります。こちらの場合はヘタを取る必要はありませんが、あまりオススメしません。その理由は、水分を吸い過ぎて、実割れの恐れや水を2日に1回交換する手間が増える。保存期間に差はない。など手間が増えるだけでメリットが少ないからです。
◆保存期間
- 季節問わず:1週間~10日
保存法3:冷凍保存
冷凍保存する際は、冷蔵保存する時と同じように、ヘタを取り、水洗いをしてキッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
ジップロックなど密閉できる袋に重ならないように並べて、空気を抜いた状態で封をして冷凍します。
◆保存期間
- 季節問わず:約1ヶ月間
一度冷凍したミニトマトは細胞が壊れて元の状態には戻りませんが、冷凍したことで旨味が増すので、スープや煮込み料理、ソースなど調理して使ってください。
保存法4:ドライトマトにする
ドライトマトは他の干物と同じく、水分を飛ばして旨味を凝縮させることができます。
ドライトマトにする方法は2通りあって、天日干しとオーブンで乾燥させるほうほうがありますのでご紹介します。
天日干し
- ヘタの中心から縦半分に切る。
- 断面を上にしてザルに並べる。
- 晴天の日に4日~5日干す。
天日干しは空気が乾燥していて、比較的晴れの日も多く天気が安定してる冬がベストです。夏でも晴れていれば、干す日数が少なく済みます。
◆保存方法
煮沸消毒した密閉できる口の広い瓶にドライトマトを入れて、オリーブオイルで漬けて冷蔵庫で保存してください。
◆保存期間
- 季節問わず:約1ヶ月間
オーブンを使う
- ヘタを取ったミニトマトを丸ごと天板に並べる。
- オリーブオイルを少しかける。
- 100℃で90分焼く。
◆別の方法
- ヘタを取って縦半分に切る。
- 断面を上にしてミニトマトを天板に並べる。
- 塩を少々かけ、15分ほど置く。
- 水気が出てきたらキッチンペーパーで拭き取る。
- 100℃で90分焼く。
乾燥加減は様子を見ながらお好みに調整してください。
保存方法、保存期間は天日干しと同じです。
まとめ
すぐ食べるなら、常温が一番ベストな状態で頂くことができますね。
冷蔵や冷凍で保存すると、その瞬間から劣化はすこーしずつ始まります。熟していれば、後は腐っていくだけですからね。なるべく早めに消費しましょう。
量が多くてすぐに消費しきれない場合は、冷凍やドライトマトに加工しちゃいましょう。
私はお弁当の彩りに毎日使うので、タッパーに入れて冷蔵保存です。
工夫して美味しくいただきましょう\(^o^)/
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