空気が乾燥してくると静電気がバチバチしてイヤですね。
上着を脱ぐとき、『バチバチバチ』っていうのが苦手な私はどうしたら静電気を抑えられるかなと調べてみたら、洋服の素材によって静電気が起きやすいものと起きにくいものがあり、素材の組み合わせで静電気をある程度抑えられるんです!
服の組み合わせで静電気を抑えられるなら簡単ですよね(^^)
ではどんな素材を組み合わせると静電気を軽減できるのかみていきましょう。
静電気を起こしにくい素材の組み合わせ
- プラスの帯電列の素材+プラスの帯電列の素材
- マイナスの帯電列の素材+マイナスの帯電列の素材
- 中間の素材
どんな素材がプラスでどんな素材がマイナスかをわかりやすく表現した図が帯電列といいます。
洋服に使われてる素材は材質によってプラスやマイナスの電気を発生させます。
どうして静電気が起きると服が体にまとわりつくかというと、プラスの帯電列の素材とマイナスの帯電列の素材を組み合わせた結果、磁石のようにくっついてしまうんです。
磁石もN極とS極という反対の性質ですとくっつきますよね。このあと詳しくお話しますが、『上着がウール素材のニットでインナーがポリエステル素材の服』や女性の場合『ポリエステル素材のスカート+ナイロン素材のタイツ』はとても静電気を起こしやすい組み合わせになります。
だから、静電気を起こさせないようにコーディネートするならプラスの帯電列同士、マイナスの帯電列同士の素材でつくられた服を着ればいいんです。
では、どんな素材がプラスで、どんな素材がマイナスなのかみていきましょう。
プラスの帯電列の素材
プラスに帯電しやすい順に並べていきます。
- ナイロン
- ウール
- レーヨン
- 絹(シルク)
一番プラスに帯電しやすいのはナイロンです。サイトによってナイロンよりウールが帯電しやすいといってるところもありますので、ナイロンとウールは同じくらい帯電すると思ってください。
マイナスの帯電列の素材
マイナスに帯電しやすい順に並べていきます。
- アクリル
- ポリエステル
- アセテート
- 麻(リネン)
一番帯電しやすいのはアクリルです。洋服のコーディネートで避けるべき組み合わせは『ナイロン+アクリル』、『ウール+アクリル』です。
この組み合わせをしてしまうと、バチバチきますから気をつけてください。
中間の素材
中間の素材は『綿』です。
絹(シルク)や麻(リネン)も比較的中間寄りですが、綿は一番帯電しにくい素材なんです。
重ね着する時に綿素材の服を組み合わせるとバチバチしにくくなります。
綿は縮みやすいとか乾きにくいとか扱いにくいところもありますが、静電気を抑えるというのはメリットが大きいのではないでしょうか。
まとめ
洋服の静電気が起きにくい組み合わせは『プラスの素材同士』、『マイナスの素材同士』、『中間素材の綿』です。
逆に静電気を起こしやすい組み合わせは『プラスの素材+マイナスの素材』です。
【プラスの素材とは】
- ナイロン
- ウール
- レーヨン
- 絹(シルク)
【マイナスの素材とは】
- アクリル
- ポリエステル
- アセテート
- 麻(リネン)
【中間の素材】
- 綿
こうしてみると、扱いやすくて価格も安いものが帯電しやすく、扱いにくい天然素材のものが帯電しにくいということですね。
組み合わせを工夫することでなるべく静電気の発生を抑えられるので、素材を意識してコーディネートしてみてください(^^)
また、洋服の素材だけでなく、他の方法で静電気を抑える方法を紹介しています。コチラもチェックしておきましょう。
