TOTO【サザナ】とタカラ【リラクシア】を比較!サザナを選んだ理由とは?

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私は中古住宅を購入するにあたって、ついでにユニットバスもリフォームしようということで工務店に相談したら、TOTOのサザナかタカラスタンダードのリラクシアがオススメだと言われました。

私は決め打ちでTOTOのサザナにしようと考えていましたが、ここでタカラスタンダードのリラクシアが候補に上がってきたので、どっちがいいのかいろいろな角度で検討しました。

タカラスタンダードのリラクシアは誰でも買えるものではなく、ホームビルダー向けの商品なので、自分と関わっているハウスメーカーや工務店が扱ってなければ買えません。ということで貴重な商品なんです。

それゆえに悩みました。口コミを調べたのはもちろん、仕様を比較して自分の好みに合ったユニットバスはどちらなのか。

そして答えが出ましたよ!

タイトルにあるようにTOTOのサザナに決めました。

私のようにTOTOのサザナとタカラのリラクシアで迷っているあなたの参考になればと思い、私がどのように比較して決めたのかお話していきます。

ではまずは浴槽からみていきましょうか(^^)

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TOTO【サザナ】とタカラ【リラクシア】の浴槽を比較

  • TOTO【サザナ】:FRP、人工大理石
  • タカラ【リラクシア】:FRP、人造大理石

TOTOもタカラもFRPの浴槽と人大の浴槽の2種類あります。人工と人造の違いは後ほど。

FRPとは、『繊維強化プラスチック』のことで、簡単に言うと丈夫なプラスチックということです。価格は低めですが、汚れが付着して落としにくいというデメリットがあります。

なので、私は清掃のしやすさ、清潔さを重視して人工大理石の浴槽にしようと決めました。価格はFRPと比較して約12万ほど高くなりますが、汚れが落ちにくいストレスを考えたら人工大理石のほうがいいです。

TOTOの人工大理石とタカラの人造大理石について

TOTOとタカラで少し違いがあります。

まず、TOTOの人工大理石は『お掃除ラクラク人大浴槽』というもので、撥水(はっすい)、撥油(はつゆ)効果があり、汚れが落としやすくなっています。

材質は4層で成り立っていて、表面から下地の順に見ていくと
表面クリア層:アクリルウレタン系樹脂
パール層:アクリルウレタン系樹脂
中間層:アクリルウレタン系樹脂
基材:不飽和ポリエステル樹脂
となっています。

先ほどお話しました撥水(はっすい)、撥油(はつゆ)成分は表面クリア層の中に配合されてます。基材の不飽和ポリエステル樹脂はFRPの素材なので、TOTOはFRPの上にアクリルウレタン系樹脂をコーティングしてるということになります。

一方、タカラスタンダードの浴槽は『キープクリーン浴槽』というもので、アクリル人造大理石を使っています。

TOTOは『人工』、タカラスタンダードは『人造』と少し違いますね。人工大理石は人工的な素材を固めて作られた浴槽で、人造大理石は天然大理石を粉砕してセメントや樹脂で固めた半人工素材の浴槽となります。

素材で見ると、TOTOよりタカラスタンダードのほうが高級ですね。

 

次に『層』の違いについて。

TOTOは基材含めて4層でしたが、タカラスタンダードは1層で浴槽が作られています。

材質もTOTOは『アクリルウレタン系樹脂』を3層重ねてますが、タカラスタンダードは『アクリル』1層で成形されてます。

タカラの人大はアクリルのみで作られているので、非常に硬く耐久性、耐熱性に優れ長持ちします。鉛筆の硬さで表すと、FRPが3Hでアクリル人造大理石が9Hくらいの硬さのイメージです。

表面が硬いのでキズが付きにくく、日常の掃除でゴシゴシ洗っても大丈夫です。FRPの場合ではキズが付きやすく、その細かいデコボコに汚れが付いて落ちにくくなってしまうんですよね。浴槽が硬いというのはポイントが高いです。

ということで、浴槽の素材ではタカラスタンダードが有利と判断します。次は浴槽のサイズを比較してみましょう。

浴槽のサイズを比較

浴槽のサイズはTOTOの基本仕様となってるラウンド浴槽(ベンチ付)で比較してみましょう。

【TOTO】
長さ1470mm、幅710mm、深さ500mm

浴槽湯量:満水で265L、深さ70%で158L

【タカラスタンダード】
長さ1452mm、幅665mm、深さ480mm

浴槽湯量:満水で285L、深さ70%で170L

こうしてみると、TOTOのほうが浴槽が大きいけどお湯の量は少ないですね。

つまり、TOTOの浴槽のほうがゆったり入れて、しかも節水になるということです。
ということで、浴槽サイズではTOTOが有利と判断します。

浴槽を比較して、質にこだわるならタカラスタンダード、入り心地や節水を優先したければTOTOという選び方になりますね。

私としては、TOTOも一応、人工大理石で清掃しやすくなっていますから、浴槽が広く、節水効果のあるTOTOの浴槽がいいなと思いました。

次は床の比較をしてみましょう。

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TOTO【サザナ】とタカラ【リラクシア】の床を比較

【TOTO】
お掃除ラクラク ほっカラリ床

【タカラスタンダード】
キープクリーンフロア

まず、TOTOの床からみていきましょう。

TOTO ほっカラリ床

TOTOのほっカラリ床の口コミをみると、『水たまりができる』とか『カビが発生しやすい』などが書かれてますが、実はこのほっカラリ床は2017年に改良されてるんです。ショールームの方から聞いたので間違いありません。

確かにカタログには、従来のほっカラリ床とお掃除ラクラク ほっカラリ床の比較写真が掲載されています。

何が変わったかというと、床の表面に特殊処理をした親水層(水となじみやすい層)の効果で、床と皮脂汚れの間に水が入り込み、汚れが落ちやすくなりました。

他には溝の形状が変わって水はけが良くなったとショールームの方が言ってたような気がします。ハッキリ覚えてなくてすみません^^;

それとほっカラリ床の最大の特徴は断熱性と柔らかさですね!
ベースフレームという鉄板の上に固めの断熱材が厚めに乗っかていて、その上に柔らかい断熱材がきて、床材が乗っかります。

このように2重の断熱材が使われてるので断熱効果が高く、冬場の浴室に入る時に、ヒヤッという思いをしなくて済むというものです。

また、クッション性があるので万が一転倒しても怪我の防止に効果があります。

こうしてみると、TOTOのほっカラリ床は、清掃のしやすさが今までよりも向上していて、かつ断熱効果とクッション性のある床ということでポイントが高いですね。

ただ、一点気になるのは床材がFRPなので耐久性が少し心配な所です。

次はタカラスタンダードの床をみてみましょう。

タカラスタンダード キープクリーンフロア

タカラスタンダードの床は磁器タイルなので、硬く、キズが付きにくいです。4層構造になっていて、下からスチール層、保温材、ステンレス層、磁器タイルという順で重なっています。厚みは27mm。保温材は15mm。

金属の板が2枚と磁器タイルを使ってるので、床は硬くてTOTOとは対照的ですね。

この磁器タイルは熱伝導率がいいのでお湯をかければすぐ温まる性質があります。ただ、足裏の熱を奪ってしまうデメリットもあるので悩ましいところです。

金属プレートが使われてるので、長年の使用によるたわみがなく、磁器タイルはデッキブラシでゴシゴシ洗えるのでしっかり汚れを落とすことができます。

また、こちらの床も2017年に改良されてまして、以前は『タフロア』という名前ですが、『キープクリーンフロア』として改良されました。

どこが変わったかというと、タイルサイズが大きくなり、目地が少なくなりました。その目地も細くなり、目地に使われている材料もモルタルからエポキシ樹脂に変わりました。

一つ気になるのは、排水溝に水を導く溝がステンレスになってるところ。ステンレスなので、水垢が目立たないか。錆びないかが心配でした。

床を比較した結果

TOTOのほっカラリ床が有利と判断します。

理由は、磁器タイルはお湯をかけないと冷たいこと。口コミでも『冬は冷たい』という声がありました。また、TOTOの床はシーリングが外周だけなので、そこもポイントでした。

丈夫なのは魅力ですが、寒いのが嫌いな私としては『冷たく感じない床がいい!』ということと目地の少なさでTOTOのほっカラリ床に軍配が上がりました。

さて、次は壁を比較してみましょう。コチラも特徴的ですよ!

TOTO【サザナ】とタカラ【リラクシア】の壁を比較

TOTOの壁パネル

TOTOの壁パネルは、目地にシリコンパッキンがありません。下の絵のようになってるからなんです。

サザナの壁パネルの目地

 

 

 

 

私が作った図なのでヘタなのはごめんなさいm(_ _)m
このL字に折れ曲がってるのが壁パネルです。こうすることでパッキンがいらなくなるという画期的な構造!

見た目もスッキリするし、パッキンのカビに悩まされることがなくなります。

そして、この壁は鉄で出来てるので、マグネット付きの棚を付けることが出来ます。フリーポケットという商品がTOTOでも販売されてます。ただ、100均で売ってるような防錆処理されてないマグネットを使うともらいサビや壁にキズができてそこからサビが広がる恐れがあるので、TOTOのものだけ使うようにしたほうがいいでしょう。

タカラスタンダードの壁パネル

タカラスタンダードの壁パネルの魅力はやっぱりホーローでしょう。鉄の表面をガラス質でコーティングされていて厚みもあり丈夫です。

こちらも素材は鉄なのでマグネットを使うことができます。

ホーローの壁パネルのメリットはカビが発生しにくい。薬品に強い。ゴシゴシ擦って掃除ができる。といったところです。口コミでも『10年経っても色あせずにピカピカ』という声もあります。

ただ、私が思うデメリットは目地にパッキンがあること。

ホーロー自体はカビに強いですが、このパッキンはカビが付きやすいですね。要注意です。

壁を比較した結果

TOTOが有利と判断します。

理由は、『パッキンが有るかないか』ですね。ただ、TOTOでも壁パネルのデザインによっては細かいデコボコがあるものもあるので、そういったデザインですと汚れが落ちにくいのかなと思ってツルツルの質感のものを選びました。

また、壁にはカウンターや鏡、収納棚がついてますが、これらが無ければどれだけ壁の掃除が楽になることか!

下の記事を参考にしてみてください(^^)

ユニットバスのカウンターは必要ない!メリット・デメリットを解説!

2019年8月14日

お風呂は鏡なしでOK!メリット・デメリットを解説!

2019年8月15日

ユニットバスに棚はいらない!メリット・デメリットを解説!

2019年8月17日

次は価格をみていきましょう。

TOTO【サザナ】とタカラ【リラクシア】の価格を比較

価格は商品を取り扱う工務店やハウスメーカーによって違ってきますので、参考程度にみてください。

TOTO:778,300円

タカラ:692,600円

どちらも組立施工費を含みます。こうしてみると、TOTOのほうが高いですね。結構オプションが多くなってしまったというのが理由です。最終的にTOTOに決めた時に再度、見直してシンプルな仕様にしたところ下のような金額になりました。

TOTO:609,400円

浴槽は人大で、鏡やカウンターなどなくしたら約17万ほど金額を下げることができました。当初はPタイプを選択してたのですが、金額を抑えるためにSタイプにしたのがポイントですね。

価格については、人それぞれの選択で高くも安くもできます。なので、この判定はドローということにしておきましょう。

まとめ

さて、ここまでの判定を振り返ってみましょう。

【浴槽】
浴槽の広さと節水性でTOTO

【床】
冬の床の冷たさ軽減とクッション性のある床で怪我の防止、目地の少なさでカビの発生を抑制できそうなTOTO

【壁】
パッキンの少なさでTOTO

【価格】
不要と思った設備を取り除いて価格を抑えられたTOTO

ということで、色々検討した結果、私はTOTOのサザナを選びました。少しでも参考になれば幸いです。

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