テレビや雑誌では梅干しダイエットが話題になってるそうですね。日本人としては梅干しは食卓にかかせない存在。
ですが、あの小さい梅にそんな力があるのかと疑問に思ったので、梅干しでダイエット効果を得るにはどんな食べ方がいいのか調査しました。
意外にも驚きの成分があることがわかりました。手軽にダイエットを始めたいという方にはピッタリです。
では早速みていきましょう!
梅干しダイエットの効果的な食べ方
食べるタイミングは食前に1粒です。1日の限度は3粒までとします。朝、昼、晩の3食に1粒ずつが良いでしょう。
3粒以上は塩分の摂りすぎになってしまうのでダイエットのためだけでなく、体の健康全般のために『1日3粒まで』は守りましょう。
ダイエット効果が期待できるようになるまでは1ヶ月以上かかると思って続けてください。
早い人で2週間くらいでマイナス4キロ痩せた人もいますが、個人差もあるのですぐに効果が出ないからといって諦めずに続けることが大切です。
寝る前に食べるといいとされてる理由が脂肪の吸収を抑えるということですが、食事を終えて数時間経ってますし、寝る前にデザートとかアイスとか食べてからではタイミングが遅いですよね。
また、ダイエットの場合、脂肪の吸収よりも糖を意識したほうがいいです。体内で余った糖が脂肪になるので。
寝る前に梅干しを食べるとどうして脂肪の吸収を抑えるのか、それがわかる情報がなかったので私なりの考察を述べました。
梅干しで痩せたという人も実際にいますので、梅干しでなぜ痩せられるのか掘り下げていきましょう。
梅干しダイエットで効果をもたらす成分
梅干しでダイエット効果を発揮してくれる成分は2つあります。『バニリン』と『オレアノール酸』です。聞き慣れない成分ですが、どんな成分なのか解説していきます。
バニリン
バニリンは脂肪を刺激して燃焼させる効果があります。そしてバニリンは梅干しにだけしかないレアな成分です。
梅干しダイエットをする際、普通に梅干しを食べてもバニリンを摂取することはできますが、もっと効果的な方法があります。
それは『加熱』です。
梅干しを加熱することで梅干しの中のバニリンが20%増加します。その理由は、梅干しの中にはバニリンに似たバニリングルコシドという成分があり、加熱するとバニリングルコシドがバニリンに変化して梅干しの中のバニリンが増加するんです。
しかも一度変化すれば冷めてもバニリンは減らないので、ダイエットを効果的にするなら加熱がオススメです。
また、バニリンの量は普通の梅干しとはちみつ梅もほとんど差はありませんので、すっぱいのが苦手であればはちみつ梅で試してみてください。ただ、はちみつ梅には糖が多いのでうっかり食べすぎないように気をつけてくださいね。
オレアノール酸
オレアノール酸はα-グルコシダーゼの働きを抑える効果があります。
α-グルコシダーゼとは、簡単に言うと糖を分解して吸収させやすくする酵素です。
オレアノール酸を食前に摂取することで糖の吸収を緩やかにして、血糖値の急上昇を防ぎ、結果として糖が脂肪になることを防ぎます。
さて、脂肪を燃焼させるバニリン、脂肪の増加を抑えるオレアノール酸の2つの成分がダイエット効果を高めてくれるということがわかりましたね。
バニリンは加熱すると増加しますので、次は焼き梅干しの作り方を簡単にご説明します。
焼き梅干しの作り方
梅干しをそのまま食べたいのであれば電子レンジを使うのが手軽で簡単です。
お皿に10個ほど置いて、ラップをしたら500Wで1分加熱します。これでOKです。簡単ですね。熱いと思うので少し冷めてから食べるようにしてください。すぐ食べないのであれば、きちんと冷ましてからジップロックかタッパーに入れて冷凍保存しておくと便利です。
電子レンジ以外にもフライパンで炒めてもOKですし、煮物と一緒に入れてもいいですね。パスタソースに混ぜるとかイワシの梅煮などオススメです。
梅干しの保存方法や賞味期限はコチラで解説してます。
まとめ
梅干しには『バニリン』で脂肪を燃焼させ、『オレアノール酸』で糖の吸収を緩やかにし血糖値の急上昇を抑えます。
この効果を十分に発揮させるには食前に食べること、梅干しを加熱させることがポイントです。
そして、1日に食べていい数は3粒まで。塩分のとりすぎはむくみの原因となるので梅干しの食べすぎは良くありません。むくみを改善してくれる栄養成分はカリウムなので、野菜や果物もバランスよく食べるようにしましょう。