畳に掃除機をかける時、なにげなくやってる方法が実は間違ってるかもしれません。
畳の目の方向ってわかりますか? これを聞かれて知らない大人は意外と多いんです。私もその一人でした^^;
また、畳のフチもガシガシ掃除機かけてましたがこれも間違い!
忙しかったりするとつい雑にやってしまいがちですが、畳を長持ちさせるためにも正しい掃除機のかけ方を知っておきましょう。
まずは『畳の目』についてお話していきます。
掃除機をかける時は畳の目にそってゆっくり動かす!
畳の目の方向とは
『掃除機をかける時は畳の目に沿って』といわれますが、畳の目に沿うとはどの方向のことをいうのか下の写真を見てください。

さて、あなたはどちらの方向が畳の目だと思ってましたか?
繊維の方向に沿って掃除機をかけるのが正解です。
繊維に対して直角に掃除機をかけるとホコリの吸い込みも悪いですし、畳が傷みやすくなりますので向きを間違わないようにしましょう。
掃除機をかける速さはゆっくりと
毎日忙しくて掃除する時間も限られてますよね。チャチャッと終わらせて次の家事をやらなくちゃと掃除機をせっせと動かしてしまいがち。
でも、速く動かすとホコリもそれほど吸い込まれず、しかも畳まで傷めやすくなります。
畳を掃除機で掃除する時は、一往復6秒を目安にやってみてください。一畳にかける時間は約50秒です。7畳くらいの和室であれば6分弱ですね。
ゆっくり動かすことで掃除機のゴミを吸い取る量が格段にアップします。速く掃除機を動かした時の倍以上になることも!
掃除機の性能やゴミの状況によっても変わりますが、ゆっくり動かすほうが掃除機としての性能を発揮しやすいことは確かです。
また、ヘリ(ふちの部分)はT字ノズルで往復させてしまうとボロボロになってしまうので、最後に細いノズルを使ってなぞるように動かして吸い取るようにしましょう。
畳を掃除する頻度は週に何回すればいいの?
畳の掃除は、その部屋を毎日使ってるのか客間としてたまに使う程度なのかなど使用頻度で掃除の頻度も変わってきます。
- 毎日使用する部屋であれば毎日掃除するのが理想
- 客間としてたまに使う程度なら週1回
客間としてたまにしか部屋に入らないのであれば、毎日掃除しなくてもホコリやゴミはそんなに溜まりませんので、週に1回掃除するれば十分でしょう。
それとは逆に、毎日使ってる部屋であればホコリやゴミは溜まりやすく、人が集まる場所ですとなおさらですね。毎日掃除していればホコリだけでなくダニの増殖を抑える効果もあるので、できればこまめに掃除しましょう。
畳を掃除機以外で掃除する方法は?
毎回掃除する時に掃除機を出すのがめんどくさいと感じたりしませんか? ここからは、掃除機以外の方法でさっとできる掃除の仕方をお伝えします。
- ほうき、から拭き
- クイックルワイパー
まずは、『ほうき、から拭き』からお話しましょう。やはり和室の掃除といえば、昔からあるほうきが相性バツグンです。ほうきの繊維が畳の繊維のわずかな隙間に入ったホコリをかき出します。ほうきも自然素材ですので畳を傷める心配はありませんね。
掃除機を出してくるより手軽ですし、騒音も気にならないので時間を気にせず掃除できるのもメリット。
ほうきで掃除した後は、雑巾がけをしてよりキレイにしたいと思いますよね。ここで注意点!
もうひとつの方法として、クイックルワイパーのドライタイプを使う方法があります。
これはほうきや雑巾よりもさらに手軽に掃除ができます。いつもどおりにクイックルワイパーをセットして畳の目に沿って掃除するだけ!
時間がないけど、とりあえず掃除しておきたい!という時にはピッタリな方法です。
まとめ
【畳に掃除機をかける時のポイント】
- 畳の目の方向を間違えないで、目に沿って掃除機をかける。
- 掃除機を動かす速さは一往復に6秒かける。
- 畳のフチはT字ノズルで往復させると傷むので、最後に細いノズルで掃除する。
- 掃除の頻度は、毎日使う部屋なら毎日が理想、たまに使う部屋なら週1で十分。
【その他のポイント】
- 雑巾を使うなら基本的にから拭きで。汚れが落ちにくい時は硬めに絞って使う。
- 遅い時間帯や早朝など掃除機の音を出したくない時はほうきがオススメ。
- 雑巾の代わりにクイックルワイパーのドライタイプも細かいホコリが取れるので手軽に掃除したい時にオススメ。
畳の部屋は、ほっとできる不思議な空間です。寝転がってくつろいだり、日だまりでほのぼのしたり、子供の遊び場になったり、こたつにみかんで家族団らんの空間になったり、使い方も色々できる畳です。きれいに保って快適に過ごせるようにしましょう。