オールシーズンタイヤのメリットデメリットとは?使用者が解説します!

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毎年12月頃になると、「あー、そろそろ履き替えなくちゃ」と思って、重いスタッドレスタイヤを車に積んで、カー用品店まで行って履き替えたら、今度は家に帰って、ノーマルタイヤを降ろして来年の春までしまっておく。というルーティン、めんどくさいし、疲れますよねぇ^^;

私の住んでる地域では、積もるほどの雪は1度か2度くらいしかなくて、積もっても1日あればノーマルタイヤでも問題ないくらい溶けてしまうから、いちいちスタッドレスタイヤに履き替える必要がないように思えて、オールシーズンタイヤに履き替えました!

実際に使用してみた感想やメリット・デメリットをまとめましたので、これからオールシーズンタイヤにしようか迷ってる人は参考にしてください。

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オールシーズンタイヤとは

この記事を見てる人は、オールシーズンタイヤがどうゆうタイヤかすでに知ってると思いますが、知らない人のために説明しますと、『全天候型のタイヤ』ということです。晴れ、雨、雪、どんな天気でも対応できるタイヤなので1年中使えます。だから『オールシーズンタイヤ』というわけです。

ノーマルタイヤ(夏用タイヤ)とスタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)のいいとこ取りをしたタイヤですが、メリットもあればデメリットもあります。それを今から説明します。

オールシーズンタイヤのメリット

  • 冬と春に履き替える手間が無くなる
  • タイヤの持ち運び時に腰を痛める心配がなくなる
  • 履き替えの工賃がかからなくなり節約になる
  • タイヤの保管場所が不要になる
  • 買い換えるタイヤが1種類で済むから経済的
  • 突然の雪でも驚かない
  • 高速道路の冬用タイヤ規制が出ていても問題ない

履き替える手間や工賃の節約になる

まず、履き替える手間がなくなるというのは大きいですよね。
毎回、重いタイヤを運ぶ時は腰を痛めないか心配でしたが、履き替えなくて済むから腰も安心です。

私のように、履き替える時はカー用品店まで持っていって交換してもらっていたら、だいたい8000円くらいかかります。しかも天気予報で雪マークが出た時はすごい混雑で、2時間、3時間待つこともありますから、それが必要なくなるというのはお金も時間も余裕ができてうれしいですね。

タイヤの保管場所が不要になる

タイヤの保管場所がいらなくなるのも大きなメリット。
賃貸に住んでるとベランダが狭いですから、そこにタイヤを置くとさらに狭くなって不便ですよね。盗難も心配ですが、オールシーズンタイヤにすれば、保管場所がいらなくなるのでそういった不安もなくなります。

タイヤの購入費が半分になる

タイヤの買い替えが今までなら、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤ、それぞれの寿命が来た頃に買い換えてましたが、オールシーズンタイヤにすることで、1種類のタイヤを買い換えるだけですから、かなり経済的になります。

車を通勤に使って、お出かけでもよく使っていれば、4年くらいでノーマルタイヤも溝が減り、車検で定められてる深さあたりまで減ってしまいます。スタッドレスタイヤは何もしなくても3年ほどで、ゴムが固くなり本来の性能が出せなくなるので、同じくらいのタイミングで2種類のタイヤを買い換えるというのは、なかなかの出費ですよね。

突然の雪でも安心

突然の雪、ノーマルタイヤで通勤してきちゃった時は『帰り大丈夫かな?(´・ω・`)』と不安になります。実際、登り坂で立ち往生してしまってる車も出てきて、渋滞を作る原因にもなってしまいます。

オールシーズンタイヤなら、突然の雪でも動じることなく走ることができるので安心です。
ただし、スピードを出しすぎたり、急ハンドル、急発進、急減速など『急』のつく操作をすると危険です。これはスタッドレスタイヤでも言えることですので、注意してください。

チェーン規制が出ている高速道路でも走行可能

冬の高速道路では、『チェーン規制』が出てる時があります。
『チェーン規制』のなかでも『普通タイヤチェーン規制』や『冬用タイヤ規制』であれば、オールシーズンタイヤはチェーンがなくても走行可能です。ただし、『全車チェーン規制』の場合はチェーンが必要になるので、チェーンの準備だけはしておいてください。

あとで、詳しく説明しますが、オールシーズンタイヤといっても冬用タイヤとして認められるタイヤと認められないタイヤがあります。認められないタイヤでは『冬用タイヤ規制』が出ている高速道路を走ることはできません。

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オールシーズンタイヤのデメリット

  • 凍結した路面ではスタッドレスタイヤと比較すると滑りやすい
  • 若干燃費が悪くなる
  • 商品の種類が少ない
  • 雪山や寒冷地での走行はチェーンが必要

凍結した路面ではスタッドレスタイヤより劣る

これは当然ですね。
オールシーズンタイヤは夏用タイヤと冬用タイヤの中間の性能です。
4本あるタイヤの内、1本がちょっと凍結した路面の上を走ったくらいでは、スリップすることはないです。

スタッドレスタイヤでも、凍結した路面の上を走った場合、滑りやすいです。値段が高いタイヤなら多少は違うと思いますが、完璧ではないです。

スタッドレスタイヤもオールシーズンタイヤも滑ったらコントロールできませんので、運転は慎重に行ってください。

若干燃費が悪くなる

オールシーズンタイヤを履く前は、低燃費タイヤを夏用タイヤとして履いていました。
その時と比べると、リッターあたり0.3kmほど燃費が落ちました。

運転の仕方でも、燃費は差が出ますから、燃費が悪くなると言っても『出費が多くなる』というほどではありません。

商品の種類が少ない

まだ需要がそれほど少ないというのもありますので、メーカーも慎重になっているのかもしれません。あくまでも私の憶測ですが。

タイヤにこだわりがない私のような人には、商品の種類が多いとか少ないとかはデメリットにはならないでしょう。

逆に少ないことで、どれがいいのか迷わないで済みますよ。

雪が多い地域ではチェーンが必要

オールシーズンタイヤは、そんなに雪が降らない地域の人向けに作られたタイヤですので、北海道のような豪雪地帯では絶対にスタッドレスタイヤ+チェーンが必要です。

冬によくスキーやスノボをやるという人は、間違いなくスタッドレスタイヤがおすすめです。

たまたま雪が多い場所に行くことになった場合は、チェーンをつけて慎重に運転してください。

冬用タイヤとして認められたタイヤ・認められないタイヤ

オールシーズンタイヤといっておきながら『雪道は走れません』ではオールシーズンと言えないと思うのですが、そんなオールシーズンタイヤってあるんでしょうか。

調べてみましたが、見つかりませんでした。

ユーザーには何のメリットもないですし、たぶん存在してないと私は思います。

さて、一応、どんなタイヤならオールシーズンタイヤとして認められるのか。
もっといえば、高速道路で『冬用タイヤ規制』や『チェーン規制』が出ていても問題なく走行が許されるタイヤはどんなタイヤなのか説明します。

こちらの画像を見てください。

赤枠で囲んだマークについてお話します。
左から、『M+S』というのは、マッド(泥道)+スノ-(雪道)の略で、ぬかるんだ道や雪道でもしっかり走れますよ という意味です。タイヤの種類によっては、『M.S』、『M&S』、『M/S』という表記の場合もあります。どちらにしても冬用タイヤである証明になります。このマークが刻印されているタイヤであれば、『チェーン規制』や『冬用タイヤ規制』がある高速道路でも走行可能です。

次に、山のようなマークに雪の結晶のマークが入っているコレは、『スノーフレークマーク』といいまして、ASTMの公式試験で、厳しい寒冷地でもしっかり性能を発揮できるタイヤと認められた証のマークです。

ASTMとは
ヨーロッパの世界最大の民間非営利の国際標準化・規格設定機関です。

『SNOW』という刻印は、トラックが履くミックスタイヤに刻印されています。トラック用オールシーズンタイヤといったところでしょう。
この『SNOW』の刻印はグッドイヤーのベクターフォーシーズンズにも刻印されています。パッと見て冬用タイヤであることがすぐわかるようにこの文字が刻印されています。

要約すると、『M+S』が刻印されていれば、『全車チェーン規制』以外は問題なく高速道路をそのまま走れます。『スノーフレークマーク』があれば性能も文句なしなので、なおよし!

まとめ

さて、オールシーズンタイヤのメリットデメリットを実際に使用している私が解説してきましたが、参考になりましたでしょうか。

このタイヤをおすすめできる人は

  • 普段あまり車を運転しない人
  • 雪が降っても1日で溶けてしまうような地域に住んでる人
  • 自分の車で雪山に行かない人

ポイントは、よく雪道を走るか走らないかでオールシーズンタイヤにするかスタッドレスタイヤにするかを決めるといいです。

いずれにしても、普段より運転を慎重にしないとハンドルをとられてしまう危険性が高いので、雪が降ったらタイヤを過信せずに安全運転をしてください。

関連記事>>>ベクターフォーシーズンズの口コミ!実際に使ってみた感想

私が使っているグッドイヤーのベクターフォーシーズンズの感想をまとめました。内容が多少重複する部分もありますが、参考にしてみてください。

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