私はチョコレートを買ってきたら、溶けなようにそのまますぐ冷蔵庫へ入れていました。
でも、冷蔵庫から出して食べようと箱を開けてみると、白くなってる時があったんですよね。
そこで、どんな保存方法がいいのか調べてみました。
では、常温・冷蔵・冷凍の3パターンの保存方法をみていきましょう。
チョコレートの最適な保存方法は常温!
チョコレートを一番おいしく食べることができる保存方法は常温です。
商品パッケージの裏側に『高温・多湿を避けて涼しい場所で保存してください』と書かれていますが、具体的にどんな場所が最適かというと、温度15~18℃、湿度50%前後の環境が望ましいです。
ただ、室温が20℃以下というのは夏は冷房効きすぎだし、冬も寒いですよね。
なので、チョコレートにとって最適な温度を室内で維持するのは難しそうですね。
でも、28℃以下ならチョコレートに含まれるココアバターは溶けないのでおいしく食べることができます。
商品によっては25℃や23℃以下でないと溶けてしまうものもあるので、パッケージの裏面に書いてある保存方法の欄を確認してください。
ただし、一度開封したものや夏の常温での保存は虫や品質の劣化が心配なので、冷蔵庫か冷凍庫で保存してください。
では次は、冷蔵庫での保存方法についてお話していきます。
チョコレートの冷蔵庫での保存方法は野菜室で!
まず冷蔵庫ならどこでもいいというものではなく、できるだけ常温との温度変化が少ない野菜室で保存しましょう。
冷蔵庫で保存するときはジップロックに箱ごと入れて、空気をしっかり抜いてから冷蔵庫に入れてください。
ジップロックに入れるのは他の食品のニオイ移りを防いだり結露を防ぐためです。
食べる時は冷蔵庫から出して、ジップロックに入れた状態で10~30分ほど放置して常温に戻します。
ジップロックに入れた状態で常温に戻す理由は2つ。
- 結露による品質劣化を防ぐため
- 常温に戻すことで本来の風味やなめらかさが戻る
冷蔵庫から常温に出して、すぐ封を開けてしまうと室内の湿気とチョコレートの冷えた状態の温度差で結露が起きます。
その水分が蒸発すると、表面に白いものが出てくるのですが、それはシュガーブルームといって砂糖が分離してしまった状態なんです。
カビのようにも見えて見た目が悪くなりますが、食べても問題はありません。
ただ、本来の味は損なわれてしまいますので、冷蔵庫から出してもジップロックに入れたまま常温に戻しましょう。
シュガーブルームについてはコチラの記事でチェックしておきましょう。
【関連記事】>>>チョコレートに白いカビ!?食べても大丈夫!この現象と再利用法について解説!
生チョコなど生クリームを使ったものやジャム系のペーストが入っているものは野菜室ではなく牛乳を保存している冷蔵室で保存しましょう。
チョコレートの冷凍庫での保存方法はまず冷蔵庫へ
チョコレートを冷凍庫に保存する場合、常温にあったチョコレートをいきなり冷凍庫に入れてはいけません。
チョコレートは急激な温度変化で品質が劣化するので、まずは冷蔵庫へ入れてください。
冷蔵庫で保存する方法は、先程お話した冷蔵庫での保存方法です。
冷蔵庫で1時間ほど冷やしたら、冷凍庫に入れます。
そうすることでココアバターの脂肪分が分離してしまうファットブルームという現象を抑えることができます。
ファットブルームについてはコチラの記事でチェックしておきましょう。
【関連記事】>>>チョコレートに白いカビ!?食べても大丈夫!この現象と再利用法について解説!
食べるときは、冷凍庫からいきなり常温に出すのではなく、冷蔵庫の野菜室で1日置きます。
そのあと冷蔵庫から出すときは、ジップロックに入れたままの状態で常温に戻るまで10~30分ほど待ちます。
とにかく急激な温度変化弱く、味が落ちてしまうので、『待つ』ということが重要なんです。
冷凍保存する人の中には固くなったチョコのパリパリ感がいいという人もいるので、常温に戻さずにすぐ食べてもいいんですが、チョコレート本来の風味やなめらかさを味わいたいのであれば、常温に戻して食べるのがオススメです。
ただ、食べたい時に野菜室に1日置いておかないといけないのがツライですね(´・ω・`)
でも、おいしく食べたいから我慢、我慢。

手作りチョコの保存は冷蔵庫か冷凍庫!
衛生管理が徹底された工場と違って、お家は埃や雑菌がたくさんあります。
そんな環境で作ったチョコレートはなるべく早く食べるようにしてください。
作ってから食べるまでの期限は1週間が目安です。
保存する際は常温に置いておくと雑菌が繁殖しすいので、冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしましょう。
その際は、ラップやアルミホイルで巻いてジップロックに入れてください。アルミホイルはチョコレートの香りを守ったり、ニオイ移り防止、脂質の劣化防止、虫よけの効果があります。板チョコがアルミホイルで包まれているのはそうした理由からです。
まとめ
チョコレートを美味しく食べるための保存方法は常温のままが一番ですが、チョコレートの賞味期限は比較的長いので、暑い夏を通り越して保存している場合もありますよね。
すぐ食べる予定がないのであれば、最初から冷蔵庫や冷凍庫での保存がいいかもしれません。
また、開封してしまったものは酸化の進みが早くなり劣化が早まります。
雑菌の繁殖や虫が付いてしまう可能性もあるので、一度に食べきれない場合は、ラップやアルミホイルを巻き、ジップロックに入れて冷蔵庫・冷凍庫で保存しましょう。そして、なるべく早く食べてください。
ただ、気をつけなればいけないのが、保存していたことをすっかり忘れて賞味期限が切れていたという状況になってしまうこと。
板チョコのようなものは水分が少ないので腐ることはないのですが、賞味期限が切れて数ヶ月経ってしまったものを食べて大丈夫なのか心配になります。
開封してあったものは諦めたほうがいいですが、未開封の場合は捨てるのはもったいないですよね。
賞味期限が切れてからいつまでなら食べても大丈夫なのか。コチラの記事もチェックしておきましょう!
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