いちごは買ってきてみたらすでに傷んでいるものがあったり、保存していてもすぐ傷んでしまうので、たくさんもらった時なんかは困ってしまいますね。
今では冬春だけでなく夏でもいちごの生産が行われていますので、ほぼ一年中いちごが食べられます。
なので、なるべく傷まない保存方法を知りたい!
そこで今回は「できるだけ長持ちする保存方法が知りたい!」というあなたに、今回はいちごの常温・冷蔵・冷凍の保存方法をご紹介します。
いちご生産日本一の栃木県の県民としては、上手に保存して、美味しいいちごを食べてほしいです(^^)
では、それぞれの保存方法についてお話していきます。
常温保存
【常温保存のポイント】
- 保存する前に洗ってはいけない!
- 洗うタイミングは食べる直前に!
- 洗う前にヘタは取らない!
- 保存容器は買ってきた時のパックのままではダメ!
- 保存期間は夏は当日、冬は2日~3日!
- 保存場所は冷暗所!
保存する前に水に濡らしてしまうと劣化が早まったり水っぽくなってしまいます。
「水気を拭き取ればいいんじゃない?」と思いますよね。でも、一度濡らしてしまうとダメなんです。
なので、洗うタイミングは食べる直前に洗いましょう。
その時、ヘタは取らずに洗ってください。
ヘタを取ってから洗うと、取った部分から水が入って水っぽくなったり、ビタミンCが流れてしまうのでヘタは取らずに洗ってください。
詳しい洗い方はコチラです。
【関連記事】>>>いちごの洗い方の注意点!残留農薬の危険性は心配ない!?
いちごの皮は薄い皮で、圧力に弱いので、パックで売られている状態のままにしておくと下にあるいちごが傷みやすくなります。
移し替える時は優しくつまんで移し替えてくださいね(^^)
買ってきたいちごを保存する時は、タッパーなどの密閉容器にキッチンペーパーを敷き、ヘタ側を下にしていちごを立てて並べます。
そうすることで、ヘタ側が比較的固いので傷みにくくなります。
並べたいちごの上にキッチンペーパーをかぶせてタッパーの蓋を閉じてください。
いちごの最適温度は3℃~5℃と狭い範囲で、しかも低い温度でないといけないので、暖かい家の中では傷むのが早くなります。保存場所は冷暗所で。
夏の常温ではすぐ傷みますから、すぐ食べないのであれば常温はオススメできません。
冷蔵保存
【冷蔵保存のポイント】
- 保存する前に洗ってはいけない!
- 洗うタイミングは食べる直前に!
- 洗う前にヘタは取らない!
- 保存容器は買ってきた時のパックのままではダメ!
- 保存期間は夏は3日、冬は5日、長持ち対策して約10日!
- 保存場所は冷暗所!
基本的に常温保存とポイントは同じです。
買ってきたパックのまま冷蔵庫に入れてしまうと乾燥や劣化が進んで残念なことになってしまいます。
容器は密閉容器に移し替えてくださいね。
保存期間は冷蔵庫でも夏は3日ほどしかもちません。なるべく買ってきた当日に食べるのがいいでしょう。
冬は5日ほどもちます。
保存の仕方で、密閉容器にキッチンペーパーを敷く方法よりも長くもつかもしれない方法があります。
それは、アルミホイルで包んで冷蔵庫に保存する方法です。
これはテレビで紹介していた方法なんですが、アルミホイルの上にヘタを下にしていちごを並べます。
そしたら、いちごを全部包むようにアルミホイルをたたんで冷蔵庫に入れるという方法です。
テレビでの検証では、タッパーなどの密閉容器は使っていませんでしたが、10日経っても傷みませんでした。
興味のある方はお試しあれ(^^)
冷蔵庫内の保存場所ですが、冷蔵庫に保存する時、野菜室を真っ先に思い浮かべるかと思いますが、野菜室の温度は約6℃です。
いちごの最適温度は3℃~5℃と低い温度環境でないといけないので、野菜室は意外と不向きなんです。
なので、冷蔵庫の上段もしくはチルドルームに保存するほうが長持ちしやすくなります。
食べる時は冷えた状態では甘さを感じにくいため、少し常温に戻してから食べるといちごの甘さを感じることができます。
冷凍保存
【冷凍保存のポイント】
- 保存する前に洗う!
- 洗う前にヘタは取らない!
- 洗った後に水気を拭き取り、ヘタを取る!
- ジップロックにいちごを入れて砂糖をまぶす。(いちご1パックにつき大さじ2杯)
- 空気を抜き、密閉したら冷凍庫へ!
- 保存期間は1~2ヶ月!
- 食べる時は完全解凍しない!
常温や冷蔵庫での保存の時は洗いませんでしたが、冷凍する時は冷凍後の使い勝手を考えて、前もって洗ってしまいます。冷凍してしまうので、水気による劣化の心配はありません。
ここでも洗う前にヘタは取らないように。
ビタミンCが流れてしまうので洗い終わってからヘタは取ってください。
傷んでる部分も洗い終わってから取り除くようにしてください。
ジップロックに砂糖を一緒に入れる理由は、いちご同士がくっついてしまわないようにするためです。
食べる時に一緒に砂糖も食べることになるので、気になる方は砂糖の量を調節してください。
冷凍する時は金属トレーの上に置くと、より早く冷凍できて美味しくできます。冷蔵庫に急速冷凍機能があればなお良しですね。
食べる時ですが、完全に解凍してしまうと細胞が壊れて水っぽくなり美味しくありません。
ですので、冷凍いちごを食べる時は、シャーベット状態で食べるかジャムやソースに加工すると美味しくいただけます。
保存期間は常温、冷蔵、冷凍の中で一番長いですが、劣化が止まっているわけではないので、やはりなるべく早く食べるのがいいです。
一度解凍してしまったいちごは再び冷凍保存はできませんので、まとめて一袋に入れるより、小分けして保存すると使い勝手が良くなります。
傷みかけたいちごを復活させる方法
ここでは、傷みかけたいちごを復活させる方法を2つご紹介します。
注意してほしいのは「傷みかけ」であること。
完全に傷んでしまっているいちごは処分してください。
傷みかけとはどういう状態かというと、しぼんできたかな?くらいです。
では、傷みかけのいちごを復活させる方法をご紹介していきます。
その1 レモン水を使う
- ボウルの1/4~1/3ほど水を入れる
- レモン1個を絞り、その果汁をボウルに入れる
- 傷みかけのいちごをボウルに入れる
- 手で優しく5回ほど転がすように洗う
上記の方法で、傷みかけたいちごの細胞がレモンに含まれる酸の働きにより引き締まります。
しつこいようですが、洗う時はヘタが付いたままで洗ってくださいね。
その2 お湯で温める
50℃前後のお湯に2分程つけて、その後、冷水で冷やしてください。
多少ですが水分を取り戻します。
50℃のお湯の作り方は沸騰したお湯とお湯と同じ量の水を混ぜるとだいたい50℃になります。
48℃~52℃の範囲ならOKです。
60℃では煮えてしまいますからご注意を(^^)
注意点は43℃以下になると雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、この2分間の温度管理はしっかりしてください。
これらの方法はあくまで応急処置です。
傷まないように保存して、傷まないうちに食べるようにしてください。
まとめ
店頭に並んでいるいちごはすでに熟しているのであとは腐っていくだけなんですよね。
なので、日持ちはしないのでなるべく早く、できれば当日に食べるのがベストなんですが、色々と事情があってすぐは食べられない時もありますよね。
そんな時は今回ご紹介した方法をお試しください。
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