梅干しは昔から保存食として知られてますが、いったいいつまで保存できるんでしょうか。
私の実家も毎年、梅を買ってきては漬けて干して自家製梅干しを作ってますが、1年以上経ってる梅干しもあります。食べてみるとかなりしょっぱい!
正直、実家の梅干しはしょっぱすぎて苦手なんですが、梅干しは大好きです。
それで今は市販品を買って食べてますが、市販品の賞味期限は手作りのより短いですね。
手作りと市販品とでどうして賞味期限が違うのかその理由は塩分が多さです。
この記事では手作りと市販品の賞味期限と保存方法についてまとめました。
『うちで作った梅干しはいつまで食べられるの?』、『市販品って手作りみたいに長期保存できるの?』という疑問にお答えします。
梅干しの賞味期限はいつまで?
手作りの場合
10年以上だいじょうぶです!
手作りの場合は、塩の量について『梅の量の18%』と作り方に書かれてます。塩分濃度が10%以上あれば腐敗菌や微生物の増殖を抑えるので、18%の塩分であれば腐敗防止として十分な量といえます。(参考:食品加工・貯蔵における塩の機能と役割【PDF】)
昔の作り方は塩分が多くしょっぱいですよね。これだけの塩分があれば何年経っても品質は変わりません。もちろん清潔に扱っていればの話です。
市販品の場合
3ヶ月~半年です!
最近は健康志向が強まっていることもあり減塩された梅干しが多いですね。塩分濃度が10%未満の場合、まだ菌が繁殖できる環境であり、水分も多いので腐敗しやすいので長期保存はできません。
はちみつ梅などははちみつ自体は保存性の高い食品ですが、純度にもよります。水飴やその他の添加物が入ってるものはそれほどの保存性はないとみたほうがいいでしょう。
市販品であれば賞味期限が記載されてますから、その期限内に食べ切るようにして、もし賞味期限が切れた場合は、切れた直後であればよく見てニオイなど異常がないこと、一粒食べて味や食感に違和感がないことを確かめて変な感じでなければ大丈夫でしょう。
でも、賞味期限が切れて1年経ってたというものは素直に捨てましょうね(^^)
梅干しの保存方法
手作りの場合
手作りの場合、大量に作ると思うので、よく梅が売ってるコーナーに梅酒を作る用に赤いフタの大きめの瓶も一緒に陳列してあると思いますが、あれでも十分です。私の実家ではいつもそれを使って梅を入れてました。塩分が強いので1年以上廊下で常温保存してても大丈夫ですね。
とはいっても、菌は見えない敵ですからタッパーやジップロックなど密閉性の高い容器に入れて冷蔵庫や冷凍庫に保存してもいいでしょう。
常温で問題ありませんが直射日光のあたる場所は避けて冷暗所に保存するのがベストです。
市販品の場合
未開封であっても冷蔵庫もしくは冷凍庫に保存しましょう。
基本的にはお店で冷蔵保存されてれば冷蔵保存、常温で置かれてあれば常温でも問題ありません。
いずれにしても開封したら冷蔵保存か冷凍保存しましょう。
まとめ
【梅干しの賞味期限はあるのか】
- 手作りの梅干しには基本的に賞味期限はなし!
- 塩分が10%以上あれば少なくとも1年は大丈夫!
- 市販品は未開封であれば3ヶ月~半年
- 市販品の開封したものは2週間以内に食べきるのが無難!
- 冷凍保存であれば市販品でも賞味期限が1ヶ月くらいは大丈夫!
【梅干しの保存方法】
- 塩分18%以上の手作りであれば瓶に入れて常温でも問題なし!
- 塩分の多い手作りの梅干しは直射日光を避けて冷暗所がベスト!
- 市販品は基本的に冷蔵保存!
この記事を書いてるときもよだれが出てきて大変でした(笑) 冷凍梅干しをお茶漬けやそうめんと一緒にして食べると美味しそうですね。梅干しを食べて暑い夏を乗り切りましょう!