私が子供の頃はキウイを半分にカットして、スプーンで果肉をすくって食べていましたが、実は皮ごと食べるほうが健康効果が高いということがわかりました。
実際に私も皮ごと食べてますが、食べる前は確かに抵抗感はありましたが、食べてみると特に違和感なくおいしく食べられます!
皮ごと食べられると言われても、少し抵抗を感じてると思うので、この記事を読んで、皮ごと食べることのメリットをわかっていただけたらと思います。
ちなみに、キウイの旬は果肉が黄色いサンゴールドと果肉が緑色のグリーンキウイで少し違います。
- サンゴールドは4月末~10月中旬
- グリーンキウイ4月末~12月末
グリーンキウイのほうが年末まで市場に出回ってるようですね。
では、皮ごと食べるとどんなメリットがあるのか見ていきましょうか。
皮ごと食べるとどんなメリットがあるの?
キウイのメーカーであるゼスプリの情報によると、下記の栄養成分を多くとることができます。
- 食物繊維:約2倍
- 葉酸:34%
- ビタミンE:32%
- 総ポリフェノール:30%
皮にもこれらの栄養成分があるので、是非、今度キウイを食べる時は皮ごと食べてみてください。
食べ方は軽く水で洗って、皮が付いた状態で輪切りにカットしたり、丸かじりでOKです。
皮ごと食べるって考えると、スーパーでバラで売ってるキウイはいろんな人が触わったり、ホコリとか気にしてしまうので、私はプラスティックのケースに入って売られてるものを買うようにしてます。
次は、今度はキウイの主の栄養成分と効果についてお話していきましょう。
キウイの健康効果とは
キウイはゴールドキウイとグリーンキウイの2種類がありますが、栄養成分の含有量に違いがあるか見ていきましょう。
下記の栄養成分含有量は皮は含まず果肉のみ100gでの数値です。
栄養成分
グリーンキウイ
- 水分:83.49g
- エネルギー:53.11kcal
- タンパク質:1.17g
- 脂質:0.66g
- 炭水化物:14.03g
- 水溶性食物繊維:0.6g
- 不溶性食物繊維:2.4g
- カルシウム:27mg
- 銅:0.12mg
- 鉄:0.22mg
- マグネシウム:14.4mg
- マンガン:0.08mg
- セレン:0.6μg
- ナトリウム:2.3mg
- リン:33.8mg
- カリウム:300.6mg
- 亜鉛:0.1mg
- ビタミンB2:0.05mg
- ナイアシン:0mg
- パントテン酸:0mg
- ビタミンB6:0.07mg
- 葉酸:38.2μg
- ビタミンB12:0μg
- ビタミンA(レチノール活性当量):4.5μg
- ビタミンC:85.1mg
- ビタミンE:0.86mg
- ビタミンK:11μg
- ベータカロテン:54μg
- ルテイン:138μg
- ゼアキサンチン:0μg
ゴールドキウイ
- 水分:82.44g (-1.05)
- エネルギー:59.15kcal (+6.04)
- タンパク質:1.02g (-0.15)
- 脂質:0.28g (-0.38)
- 炭水化物:15.79g (+1.76)
- 水溶性食物繊維:0.37g (-0.23)
- 不溶性食物繊維:1.06g (-1.34)
- カルシウム:17.32mg (-9.68)
- 銅:0.15mg (+0.03)
- 鉄:0.21mg (-0.01)
- マグネシウム:12.28mg (-2.12)
- マンガン:0.05mg (-0.03)
- セレン:0.44μg (-0.16)
- ナトリウム:2.72mg (+0.42)
- リン:25.2mg (-8.6)
- カリウム:315mg (+14.4)
- 亜鉛:0.08mg (-0.02)
- ビタミンB2:0.07mg (+0.02)
- ナイアシン:0.23mg (+0.23)
- パントテン酸:0.12mg (+0.12)
- ビタミンB6:0.08mg (+0.01)
- 葉酸:30.64μg (-7.56)
- ビタミンB12:0.08μg (+0.08)
- ビタミンA(レチノール活性当量):1.16μg (-3.34)
- ビタミンC:161.23mg (+76.23)
- ビタミンE:1.42mg (+0.56)
- ビタミンK:6.07μg (-4.93)
- ベータカロテン:13.95μg (-40.05)
- ルテイン:23.14μg (-114.86)
- ゼアキサンチン:0.62μg (+0.62)
参考元:ゼスプリのPDF資料
ゴールドキウイのカッコ内の数値はグリーンキウイと比較して差を出したものです。大きく違いがある栄養成分は、グリーンキウイは『ベータカロテン』と『ルテイン』が多く入っていて、ゴールドキウイは『ビタミンC』が多く入っています。ビタミンCはキウイ1個で1日の推奨量(成人100mg/日)を満たすことができます。さらにグリーンキウイにはない栄養成分として、『ナイアシン』、『パントテン酸』、『ビタミンB12』、『ゼアキサンチン』があります。
そして、先ほど、お話したとおり、皮も一緒に食べることで『食物繊維』、『葉酸』、『ビタミンE』、『ポリフェノール』をより多く摂ることができます。
では、キウイの効果についてお話していきます。
効果
- 高血圧予防
- タンパク質消化促進
- がん予防
- 動脈硬化予防
- 美肌効果
- 貧血予防
- 胎児の発育促進
- 便秘改善
ビタミンCがとても多く含まれていて、それだけでも抗酸化力が強いですが、同様に抗酸化力の強いビタミンEも含まれているので、酸化によるがん、動脈硬化を防ぎ、シミ・そばかすを抑制し、肌を整えます。また、植物性の鉄分の吸収を助ける働きもするので、貧血予防の補助的な役割もします。
カリウムは血圧を調整する働きがあるので、高血圧予防が期待できます。バナナがカリウムが多いとよく知られていますが、キウイにも同等の量が含まれています。
葉酸は細胞分裂の促進や胎児の先天性異常の抑制効果が期待できるので、妊娠中の方には必要な栄養素です。また、成長期の子供も大量に消費するので、子供にも摂取してほしい栄養素です。
キウイは果物の中では食物繊維は多いほうで、便秘改善が期待きます。キウイを使った便秘効果の論文もいくつかあり、『効果がある可能性がある』ということなので、試してみてもいいかもですね。
この他にも言われている効果としては、『DNA修復』、『タンパク質消化促進』などがありますが、まず、『DNA修復』については、まだ研究中の情報でキウイの何がどのように作用してるのかハッキリした情報はありません。『タンパク質消化促進』はキウイに含まれる『アクチニジン』というタンパク質分解酵素がタンパク質を溶かすということなんですが、胃酸でアクチニジンは死活という話もあれば、人工的な胃酸で実験した結果ではタンパク質を分解したという話もあり、実際に胃の中で肉を消化する助けをしてくれるのかどうかは不明です。よく噛んで唾液でたくさん出すという基本的なことが重要かと個人的には思います。
あとは、キウイは低GI値なのでダイエットで痩せようとしてる時はおやつとしてオススメですね。
さて、おいしくて健康効果も期待大のキウイですが、アレルギー反応を起こす恐れがあるので注意も必要です。食品表示法にはキウイを使った食品にはその旨を記載することが推奨されてるくらいです。
ラテックス(化成ゴム)アレルギーのある人は、食べると口の中や喉に刺激感を感じたり、蕁麻疹(じんましん)ができる恐れがあるので食べないほうがいいでしょう。バナナやアボカドでアレルギー反応がある人は避けたほうがいいですね。
キウイのおすすめの食べ方
オススメはやはり、皮ごと食べること!丸かじり!
農薬が気になるかもしれませんが、ゼスプリのキウイの場合は軽く水で洗う程度でOKです。ゼスプリでは抜き打ちで残留農薬をチェックしてるので安心してください。ただ、胃腸が未発達な子供や胃腸が弱い人はお腹をこわしてしまう恐れがあるかもしれません。もし、皮ごと食べてお腹の調子が悪くなったら、皮を食べるのは控えたほうがいいですね。これは農薬の影響なのか皮の消化不良なのかわかりませんが。
農薬についてはゼスプリの情報のみなので、ニュージーランド以外の国で作られたキウイの農薬については省略します。
まとめ
キウイは皮ごと食べると、
- 食物繊維:約2倍
- 葉酸:34%
- ビタミンE:32%
- 総ポリフェノール:30%
多く摂ることができます。
主な健康効果は
- 高血圧予防
- タンパク質消化促進
- がん予防
- 動脈硬化予防
- 美肌効果
- 貧血予防
- 胎児の発育促進
- 便秘改善
オススメの食べ方は
- 皮ごと丸かじり
注意するポイント
- ラテックスアレルギーがある人は食べないほうがいい。
- 健康効果があるからと食べすぎるとキウイアレルギーになるから1日1~2個までがオススメ