もち麦はダイエットをする人を中心に注目されてますね。
テレビでも取り上げられて、その効果を期待してもち麦を食べる人が増えていますが、実際に効果が出て、2週間で7キロ痩せたという口コミもあれば、痩せなかった人もいるようなので、効果的な食べ方をご紹介していきます。
また、もち麦にはダイエット以外にも生活習慣病の予防も期待できますので、試してみる価値はあると思います。
大麦のたんぱく質は小麦のグルテンに似た分子構造で出来てるので、小麦アレルギーの人は『お医者さんに相談する』もしくは『食べない』という選択をしてください。
もち麦は手軽に食物繊維が摂れる!
もち麦を食べて痩せられるのは食物繊維の量が豊富であることが理由です。
一般的に食物繊維が多い食べ物でいうとごぼうを思い浮かべる人が多いと思いますが、そのごぼうに含まれる食物繊維の量は100gあたり5.7gです。
もち麦はその2倍以上の12.9gもあるんです。
ですが、『もち麦を1日に100g食べるかな?』と疑問に思うかもしれませんね。
100gは意外と簡単に摂れるんですよ。
もち麦を3割で炊いた場合はお茶碗1膳150gとして、45gのもち麦を食べることになります。(あくまで平均値です。)
1日2食を麦ごはんにすれば90gです。
そうすると1膳で約6gの食物繊維をご飯から摂ることができて、これは厚生労働省が定める女性の1日の目標量18gの3分の1に相当します。
食事はご飯だけ食べるわけではないですし、1日を通しての食事でサラダや他の野菜からも食物繊維を摂れば目標の18gは簡単に達成できますよね(^^)
また、もち麦の割合を5割にすればもっと効率的に食物繊維を摂ることができます。
そして、もち麦が注目されているのは食物繊維のなかでも水溶性食物繊維が飛び抜けて多く含まれているからなんです。
次の章では、その食物繊維の効果についてお話していきます。
もち麦の食物繊維はダイエット効果や生活習慣病の予防に期待!
もち麦の特徴的な栄養成分は食物繊維ですね。
もち麦の食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらも豊富に含まれているので、体にあらゆるメリットをもたらしてくれます。
特に注目されているのが、水溶性食物繊維のβ(ベータ)グルカンです。
麦ごはんとしては押し麦がよく使われていますが、もち麦のほうがβグルカンが多く含まれてるんですよ。
比較してみたのでコチラもチェックしてみてください!
【関連記事】
もち麦と押し麦の違いは大きく5つ!米粒麦と白米とも比較してみた
このβグルカンの効果は
- コレステロール値の改善
- 食後血糖値の上昇を抑える
- 内臓脂肪の減少
- 腸内環境の改善
- 腹持ちがいい
- 高血圧予防
- 免疫力を高める
など多くの健康効果が期待できます。
では、この効果を実感するためにはどんな食べ方をしたらいいのでしょうか。
もち麦の効果的な食べ方(タイミング・量)
もち麦はダイエットや健康に良いといっても、たくさん食べればいいというものではありません。
食べ過ぎればお腹が張ったり、下痢になったりする恐れもあるので、どのくらいの量を食べるのが適量なのか。また、朝昼晩ではいつ頃食べればいいのかお話していきます。
もち麦の量
初めて麦ごはんに挑戦する場合は1.5割か3割の量から始めてみて、お腹の調子を見ながらいけそうなら5割でしばらく続けてみてください。
いきなり5割や10割で食べてしまうと胃が痛くなったり下痢をする人もいるので、少量から始めて、食べる時はよく噛むようにしましょう。
お腹を慣らす期間が必要なので、最初は調子悪いかもしれませんが、続けていくうちに体が対応できるようになっていきます。
毎食では辛ければ、冷凍しておいて1日おきに食べるとか間隔をあけて様子をみてください。
どうしても調子が良くならないようならもち麦を食べないほうが体のためなので、体質にもよりますから他の方法でダイエットや健康維持を考えましょう。
もち麦を食べるタイミングはいつ頃?
ベストはズバリ『朝食』です。
朝は今日1日、活動していくためのエネルギー補給をするタイミングなので、このタイミングにもち麦を食べることで日中の間食を防ぐことができ、脂肪燃焼効率を上げることができます。
昼や夜は食べてはいけないかというとそんなことはありませんが、ただ、食物繊維の取り過ぎで逆に便秘になったり、胃の負担が重くなる恐れもあるので、1日2食までとしましょう。
夜は寝てる間の胃の動きが鈍くなり、消化不良の心配があるので、夜食べる場合は少なめにしてください。
もち麦の栄養とカロリーは白米とほとんど変わらないのに痩せる理由
ダイエット目的でもち麦に興味を持つ人が多いのではないかと思いますが、実は白米ともち麦は基本的な栄養成分に大きな差はありません。
もち麦の詳細な栄養成分のデータはありませんが、同じ大麦の押し麦・米粒麦と白米とで比較してみました。
【関連記事】
もち麦と押し麦の違いは大きく5つ!米粒麦と白米とも比較してみた
では、どうして痩せることができたり、血糖値を下げたりできるのかというと今までお話してきました食物繊維がポイントなんです。
炭水化物は糖質と食物繊維を含みます。
なので、食物繊維が多いもち麦は必然と糖質が少なく、1食に摂る糖質量が少なくなります。
そして、食物繊維が血糖値の急上昇を抑えたり、便秘解消に効果を発揮するので、内蔵脂肪の減少や腸内環境の改善でダイエット食品として注目されているんです。
まとめ
ダイエット中心に注目されているもち麦ですが、残念ながら効果がなく痩せなかったという人も少なからずいます。
痩せる条件はいろいろあるので、もち麦を食べて効果が出た人、出なかった人がいるのは当然でしょう。
まずは試してみること。続けてみることが大切です。
体に合う合わないもありますから無理はしないでトライしてみください。
もち麦を炊いてみたくなったらこの記事をチェック!
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もち麦の炊き方を白米2合・もち麦1合で解説!水加減はコレでOK!
【参考元】
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
大麦の生理作用と健康強調表示の現況
その他