私は毎朝コーヒーを飲んでいます。理由は眠気覚ましとしてですが、コーヒーには他にも体に良い効果を与えてくれます。
しかし、いろいろな効果はありますが、たくさん飲んでしまうとデメリットもあるので気をつけなければいけません。
この記事でコーヒーの効果とデメリットについて確認しておきましょう。
コーヒーの効果【美肌】
抗酸化作用により紫外線によるシミの発生を抑える効果が期待できます。
コーヒーには抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれていて、『クロロゲン酸』という成分です。
コーヒー1杯(140cc)に含まれるポリフェノールは約280mgで、赤ワインとほぼ同じ量になります。
抗酸化作用はアンチエイジング効果が期待でき、シミの他にシワ、たるみの防止にも効果が期待できます。
また、クロロゲン酸は肌荒れを改善する効果もあるので、乾燥によるビビ割れや指先のささくれなども改善が期待できます。
コーヒーの効果【ダイエット】
コーヒーといえばカフェインというイメージが強いですよね。このカフェインには脂肪燃焼を助ける効果が期待できます。
カフェインにはリパーゼという酵素があり、この酵素が脂肪を消化して、脂質の代謝を活性化させます。
また、コーヒーを飲んでいない時と飲んだ時を比べると飲んだ時のほうが基礎代謝が上がるので、脂肪燃焼が期待できます。
では、ダイエット効果を期待できるのは何杯飲んだらいいのでしょうか。
それは・・・4杯です!
そして、ブラックコーヒーで飲むことです。
砂糖や脂質のあるミルクを入れてしまっては効果が薄れるどころか逆効果にもなりかねません。ダイエットを意識するならブラックコーヒーで飲みましょう。
また、飲むタイミングは運動前と食後がオススメです。できればホットで飲みましょう。アイスでは胃腸を冷やして消化吸収が悪くなってしまうので。
注意点もあるのですが、それについてはデメリットのところでお話しますね。
コーヒーの効果【リラックス】
コーヒーには2つのリラックス成分があります。
『香り』と『カフェイン』です。
まず、香りについてお話します。コーヒーの香りをかぐことで脳にはα波という脳波が高くなります。α波はリラックスしてる時に高くなる脳波なんですが、コーヒーならどんな種類でもいいのかというとそういうわけではありません。
『グァテマラ』と『ブルーマウンテン』、この2種類の香りがリラックス効果が高いといわれてますので、リラックスしたい時はグァテマラかブルーマウンテンを香りを楽しみながら飲んでみてください。
次はカフェインですね。ラットの実験でストレスを与えた後、生理食塩水とコーヒーとカフェインを飲ませて比較したところ、生理食塩水ではストレスの減少は15%、コーヒーでは63%減少、カフェインでは66%減少が確認できたということで、カフェインがストレス減少に効果的であることがわかっています。
ではたくさん飲んだらいいかというとそういうわけでもありません。詳しくは次の章でお話します。
コーヒーのデメリットとは?
コーヒーには美肌効果、ダイエット効果、リラックス効果が期待できるとお話してきましたが、メリットばかりではなくデメリットもあるので、間違った飲み方をしないように知っておきましょう。
貧血
コーヒーにはシュウ酸とフィチン酸が含まれています。この成分は鉄分の吸収を悪くしてしまうので、貧血を起こしやすくなってしまいます。貧血気味であれば食前1時間前~食後30分以内は飲まないほうがいいでしょう。
口臭
コーヒーは口臭を予防する働きもあるのですが、たくさん飲んでると逆に口臭がきつくなってしまいます。
『クロロゲン酸』と『タンニン』という成分が舌に付着すると、唾液の分泌が少なくなり口の中が酸化します。唾液はアルカリ性で酸性状態の口の中を中性にする働きがあります。その唾液の分泌が少なくなると口の中は酸化して雑菌が繁殖しやすくなり、口臭がきつくなってしまうんです。
口臭対策としては、コーヒーを飲んだ後、水で口をゆすいでタンニンやクロロゲン酸を洗い流すだけで対策できます。ただ、頻繁にコーヒーを飲んでるとゆすぐタイミングがなく口臭がきつくなってしまうので注意してください。
胃が痛くなる
特に空腹時に飲むと胃を痛めやすくなってしまいます。コーヒーに含まれる『クロロゲン酸』は胃酸の分泌を促す働きがあり、空腹時にコーヒーを飲むと消化する物がない状態なので、胃酸で胃が荒れてしまう恐れがあります。
たまに飲むくらいならダメージは少ないですが、毎日空腹時に飲むことが習慣にならないように注意しましょう。
トイレが近くなる
経験してる人は多いと思いますが、コーヒーを飲むとトイレに行く回数が多くなります。
メカニズムとしては、カフェインが交感神経を刺激して、腎臓の血管を広げ、腎臓に流れる血液の量が増えることで尿が多く作られるということです。
例えば、長時間のドライブで眠気覚ましに飲むと、今度はトイレに行きたくなってしまうので、飲むタイミングには注意してください。
寝付きが悪くなる
朝、眠気覚ましにコーヒーを飲むのは頭をシャキッとさせたいからですよね。
なので、夜に飲むとなかなか寝付けない。夜中にトイレに行きたくなる。などで睡眠の質が悪くなる恐れがあります。
寝る前の4時間前~6時間前になったら飲むはやめたほうがいいでしょう。感覚的には夕方になったら飲まないということですね。
胎児の成長阻害
妊婦さんがカフェインを含む飲み物を飲むと流産や胎児の発育不良のリスクが高くなります。
WHOからはコーヒーの場合、1日3杯~4杯までといわれてますが、カフェインを含む飲み物は『緑茶』、『紅茶』、『コーラ』などにも含まれているので、1日1杯までとするかノンカフェインのコーヒーに変えて飲むのがいいでしょう。
まとめ
【コーヒーの効果】
- 美肌
- ダイエット
- リラックス
【コーヒーのデメリット】
- 貧血
- 口臭
- 胃痛
- トイレが近くなる
- 寝付きが悪くなる
- 胎児の成長阻害
コーヒーの効果として眠気覚ましがよく知られてますが、美容に関係する効果も期待できます。胃腸を冷やさないためにもアイスコーヒーよりホットコーヒーがいいでしょう。
しかし、効果を高めたいからといってたくさん飲んでしまうといろいろなデメリットが出てきて、かえって体に毒になってしまうので、1日1杯~3杯までにしておくのがいいですね。