スーパーに行くとみかんが箱に入った状態で売っていたり、赤いネットや透明のビニール袋で売っていますよね。
あなたは買ってきたみかんをそのまま保存してますか?袋に入っていたら袋に入れたままとか箱で買ってきたらそのまま玄関に置いておくとか。
だとしたら、みかんがすぐダメになってしまいますよ!
せっかく買ってきたのにカビたり傷んでしまったら残念ですよね。
買ってきたすべてのみかんをおいしく食べるために、正しい保存方法と保存期間を知っておきましょう。
みかんの保存方法と保存期間 【常温の場合】
ビニール袋やネットで買ってきた場合
スーパーでビニール袋や赤いネットに入った状態で売っているものを買ってきたら、まずはみかんを袋から出しましょう。
みかんは水分が多く、柔らかいのでギュウギュウ詰められた状態のままですと圧力がかかっている部分から腐りやすくなります。
ですので、まずはその窮屈な状態から開放してあげましょう!
次に、新聞紙やキッチンペーパーでひとつひとつ包んでください。これは、乾燥を防ぐためです。
乾燥を防ぐ理由でもうひとつ、暖房の風を当てないというのもポイント。
5℃~15℃が保存に適した温度なので、風通しが良く、日が当たらない場所で保存してください。
みかんはカビが発生しやすいので、通気性は重要です。
・・・とはいっても、新聞紙やキッチンペーパーでひとつひとつ包むのめんどくさいし、みかんを食べたいときにすぐ食べられる状態がいいですよね。
ビニール袋やネットに入っている場合、10個あるかないかですから、すぐ食べるつもりであれば、袋から出して網状の果物カゴに入れておくだけでも十分です。
カゴに入れてある状態の場合は、1日~2日おきにみかんの上下をひっくり返してください。
ヘタが上になっていたら下に、ヘタが下になっていたみかんはヘタを上に。
同じ場所に重みが掛かっていると腐るのが早くなるので、それを防ぐためです。
一番の理由は、発色が良く、おいしそうに見えるからなんですよ。
他の理由には、通気性を良くしたり、みかんの状態を見えやすくするためでもあります。
確かに赤い色って、食欲が湧いてきますよね。
そういえば、ネット上で八百屋さんが言ってましたが、仕入れ時は通常、箱に入っていて、お店で売る時に赤いネットに入れてるそうですよ。
色の効果ってあるんですね。
次は箱に入ったみかんの保存方法についてお話します。
箱で買ってきた場合
あなたはスーパーに行った時に箱で買ってきたり、実家から送られてきたりした時、どんな風に保管してますか?
まず、箱の中にあるみかんをひとつずつ、傷んでいたりカビていないかチェックしてください。
これを怠ると、もしひとつでも傷んでいたり、カビたみかんが入っていたら、そこから周りのみかんまで腐ったりカビたりしてしまうので重要な作業です。
チェックし終わったら、箱の中に新聞紙やキッチンペーパーをクシャクシャにして入れましょう。
同じ箱を使うなら、さっと中を拭いてください。少しでもカビの胞子が入っているとみかんに付着してカビが発生しやすくなってしまうからです。
新聞紙やキッチンペーパーをクシャクシャにする理由は2つ。
- クッションとして使って、やわらかいみかんを重さから守るため
- みかんの水分が飛んでしまわないように乾燥から守るため
みかんを入れる準備ができたら、みかんのヘタを下に向けて箱に入れてください。
箱の中にたくさんのみかんが入るので、底のほうにあるみかんは重さに耐えなければなりません。
比較的硬いヘタの部分を下にすると、重さに耐えて長持ちしやすくなります。
できれば最初にみかんをチェックした時に箱の上のほうにあったみかんを箱の底に置くようにしてください。
みかんが家に運ばれてくるまでの間、ずっと箱の底のほうにあったみかんは重さで多少なりともダメージを受けてますから、最初に食べてしまったほうがいいですよ。
ヘタを下にして箱に入れ終わったら、新聞紙やキッチンペーパーを上からかぶせてください。
保存場所は、玄関や廊下など風通しが良く、日が当たらない場所がベストです。
ベランダで保存する人もいますが、鳥に狙われたり、日に当たって劣化が進んでしまったり、色々と管理に気を使うので室内のほうがオススメです。
それと、少し面倒かもしれませんが、2日~3日に1回、箱の底のほうにあるみかんを上に移動させると、より長持ちしますよ。
常温での保存期間
常温で保存した場合、約2週間から長くて1ヶ月ほどです。
とはいえ、買ってきてすぐ食べるのと1ヶ月近く経ってから食べるのとでは味や質も変化しますから、なるべく早く食べることがおいしく食べるポイントです。
みかんの保存方法と保存期間 【冷蔵庫の場合】
野菜は冷蔵庫の野菜室で保存しますから、みかんも保存できるんじゃないかと思いますよね?
できないことはないですが、オススメはできません。
理由はやはり『乾燥』
できるだけ長持ちさせる方法は次の方法です。
- まず新聞紙やキッチンペーパーでひとつずつ包む
- ラップで包む。
- ジップロック袋に入れてヘタを下にして置く
冬は常温でOKですが、春、夏は気温と湿度が高いですから冷蔵庫に保存したほうがカビ防止にはなります。
ですが、乾燥しやすい環境になるということと大量に保存することができないので、基本的にみかんを保存するには冷蔵庫は不向きといえます。
冷蔵庫での保存期間
長く保存できて3~4週間くらいですね。
保存期間が長くなると味が酸っぱくなるので、なるべく早く食べるようにしてください。
みかんの保存方法と保存期間 【冷凍の場合】
常温ではカビが心配、冷蔵庫では乾燥が心配、じゃあ凍らせてしまいましょう!
冷蔵庫と同じで大量に保存するのは難しいですが、冷蔵庫よりは長く保存可能です。
保存方法は『まるごと皮付きで冷凍する方法』と『一房ずつバラして冷凍する方法』があります。
まずは『まるごと皮付きで冷凍する方法』から。
- みかんに傷んでるところがないかチェック
- 水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭く
- 金属トレーもしくは皿の上にアルミホイルを敷いて、その上にラップを敷く
- ラップの上にみかんを置く
- みかんの上にフワッとラップをかける
- 冷凍庫で水が凍る直前まで冷やす
- 凍ったみかんを冷水にくぐらせる
- 再び冷凍庫で手順3と同じように凍らせる(上にラップはかぶせない)
- できた冷凍みかんをラップで包んでジップロック袋に入れて冷凍庫で保存
では、解説していきます。
凍らせる前にすでに傷んでいる場合は長期保存には向かないので、必ずチェックしてください。
また、皮が締まったみかんが甘くておいしいので、皮の状態も見てください。
金属トレーやアルミホイルを使うと冷凍する時間を短縮できます。
金属トレーが無い場合は、ラップを敷いてその上にみかんを置いてもいいです。ただ、金属トレーより冷凍する時間が少しかかります。
凍ったみかんを一度出して、冷水にサッとくぐらせることで皮の表面に氷の膜ができます。この氷の膜が乾燥を防いでくれるので、おいしい冷凍みかんを作る重要なポイントですよ。
なるべく冷えた水を使ってください。できれば凍る直前がベスト。
冷蔵庫や冷凍庫で水を冷やしておくといいでしょう。
水にくぐらせた後の再冷凍は1時間程で出来上がります。
次に『一房ずつバラして冷凍する方法』についてお話します。
- 金属トレーの上にラップを敷く
- みかんの皮をむいて、薄皮(袋)が付いている状態で金属トレーの上に並べる
- みかんの上にラップをかぶせる
これは、みかんの皮をむき、薄皮(袋)が付いている状態で金属トレーの上に並べて、冷凍庫で凍らせるだけというシンプルな方法です。
普通のお皿を使って冷凍した場合でも2時間ほどで冷凍できます。
冷凍したみかんはジップロック袋に入れて保存しましょう。
ただ、皮なしで冷凍するとパサパサになりやすいので長期保存には向かないかもしれません。
少量で様子を見ながらやってみてください。
給食の時に食べた冷凍みかんは格別ですよね!あの時の冷凍みかんのようにおいしく食べるタイミングはシャーベット状になっている状態です。
半解凍までがギリギリセーフです。
完全に解凍してしまうとみかんの細胞が壊れて、中の水分が出てきて水っぽくなってしまいます。
そうなると正直おいしくありません。
冷凍庫での保存期間
おいしく食べるなら約1ヶ月間。
保存だけを考えるなら約3ヶ月。
1年間も保存する人がいますが、保存食ではないので冷凍とはいえ劣化していきますからなるべく早めに食べてください。
みかんの保存方法と保存期間 まとめ
さて、みかんの保存方法と保存期間について、『常温』、『冷蔵庫』、『冷凍』でお話してきました。
みかんは冬によく食べるので、保存方法は『基本は常温』で、日が当たらない風通しの良い場所で保存しましょう。
ヘタを下にするのを忘れずに!
どの保存方法にしても、保存期間は約1ヶ月と考えて、あまり長く保存せず、早めに消費することがおいしく食べるポイントですね。
何気なく食べてるみかんに含まれる栄養の効能は生活習慣病予防に効果的なのでコチラもチェック!
ただ、食べ過ぎると体に異変が!1日に何個までが適量なのかチェックしておきましょう。
