桃の旬は早いもので5月から、遅いもので10月ごろに旬を迎える品種がありますが、多くは7月~8月が旬になります。
ジューシーで甘い桃ですが、栄養はあるの?と疑問に思ったあなたに是非、知ってもらいたく、桃の栄養について解説していきます。
また、桃は傷みやすいので保存方法もチェックしておきましょう。
タイトルにもあるように桃は皮も食べられるので後ほどお話していきますね。では桃の栄養成分から。
桃の栄養成分
桃(100g)の栄養成分をまとめましたので見ていきましょう。
- カロリー:40kcal
- 水分:88.7g
- たんぱく質:0.6g
- 脂質:0.1g
- 炭水化物:10.2g
- ナトリウム:1mg
- カリウム:180mg
- カルシウム:4mg
- マグネシウム:7mg
- リン:18mg
- 鉄:0.1mg
- 亜鉛:0.1mg
- 銅:0.05mg
- マンガン0.04mg
- モリブデン:1μg
- βクリプトキサンチン:9μg
- αトコフェロール:0.7mg
- ビタミンB1:0.01mg
- ビタミンB2:0.01mg
- ナイアシン:0.6mg
- ビタミンB6:0.02mg
- 葉酸:5μg
- パントテン酸:0.13mg
- ビオチン:0.3μg
- ビタミンC:8mg
- 水溶性食物繊維:0.6g
- 不溶性食物繊維:0.7g
- リノール酸:34mg
- αリノレン酸:1mg
- アミノ酸:470mg
参考元:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
桃はジューシーな食べ物ですが、それもそのはず!約9割が水分です。その他にもたくさんの栄養成分が入ってますね。どんな効果があるかのか見ていきましょう。
桃を食べるとどんな効果・効能があるの?
【高血圧予防効果】
まず、桃にはたくさんのカリウムが含まれています。このカリウムの期待できる効果は、『血圧を下げる』、『むくみ予防』『心臓や筋肉の機能調節』です。夏は塩分の摂取も大切ですが、摂りすぎてしまったらカリウムを含む桃を食べて調整しましょう。
【便秘解消】
桃には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がほぼ同じ量含まれてます。桃にはペクチンという水溶性食物繊維があり、水溶性食物繊維は小腸内で栄養を吸収するスピードを緩やかにする働きをして、食後血糖値の上昇を抑えます。また、便秘で固くなった便を柔らかくする効果があります。他にはコレステロールやナトリウムを体外に排出する働きもして、血中コレステロール値を下げたり、高血圧予防の効果もあります。
不溶性食物繊維は便のかさ増しの役割をして、大腸を刺激します。また、毒素を体外に排出するので大腸がんのリスク低減も期待できます。
この2つの食物繊維は善玉菌の餌になり、腸内環境の改善されていきます。
【骨の強化】
桃にはカルシウム、マグネシウム、リンといった骨の成分になる栄養素が含まれているので骨粗鬆症の予防や骨の成長に役立ちます。
【美肌効果】
ビタミンCは皮膚のメラニン色素の生成を抑える働きがあり、日焼けによるシミ、そばかすの予防効果が期待できます。その他にも抗酸化作用があり、がんや動脈硬化の予防も期待できます。
また、野菜や果物に含まれる鉄分の吸収を助けるので、鉄分を含む野菜や果物と一緒に食べることで貧血予防が期待できます。
【胎児・乳児の発育促進】
亜鉛や葉酸はDNAの合成に必要な栄養素なので、妊娠中の方にはぜひ摂ってほしい栄養素です。
【疲労回復】
桃にはいろんなアミノ酸が含まれているので、体の疲労回復に効果が期待できます。
桃の皮も食べられる!
桃は皮を剥いて食べるのが世の中のスタンダードですが、実は皮ごと食べられます。
皮には栄養が詰まっていて、ビタミンE、ナイアシン、カテキンが含まれていて、これらは抗酸化作用、皮膚や粘膜を保護する働きがあり、アンチエイジング効果や美肌効果が期待できます。
また、皮付近の実は糖度が高く栄養価も高いので皮ごと食べるのがオススメです。
皮ごと食べる時は、皮の表面についてる産毛を流水でこすり洗いすることで取れるので、そしたらカットして食べてもよし、丸ごとかじりついてもよし、好きな食べ方で食べてみてください。
まとめ
桃にはいろんな栄養成分が含まれていますね。ひとつ、ひとつの量は少ないので桃だけ食べれてば完璧とはいきませんが、それでも体が喜ぶ栄養がたくさん入っているので、夏は1日1個食べたいですねぇ(^^)